2024年 4月 26日 (金)

大学4年生に人気の「mixi」 でも就活ではフェイスブック使う理由

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就活でのフェイスブック利用は「情報収集」

   フェイスブック上には、三井不動産や日本生命、日立製作所といった大手企業が新卒採用に特化したページを開設し、説明会の日程をはじめ就活生にとって必須の情報を掲載している。業種のカテゴリーも幅広い。一方mixiでは、同様の情報ページは数えるほどだ。

   就活生は「もしかしたら重要な情報が得られるかも」と考え、フェイスブックにアクセスする。ただし利用方法は「限定的」と言えそうだ。Gabaの調査では、就活でのSNS利用は主に企業情報の収集や就活生同士の情報交換、志望先に勤務する社員の実態を探るといった目的で、SNSを介してOB、OGに何人訪問したかとの問いには、平均1.1人と少なかった。井上氏は「企業の人事担当者にとっては、フェイスブック経由で『勝手に』社員と会わないでほしい。仮に就活生が自社の社員と面会した際に悪い印象を持って、インターネット上に悪意ある書き込みでもされたら、会社のイメージダウンにつながりかねません」と説明する。企業側もフェイスブックの活用は、まだ手探りの面があるようだ。

   それでも、就活のためのSNSとしてフェイスブックが定着しつつある。大学3、4年に人気がありながら「就活ユーザー」を取り込めていないmixiは、起爆剤となるような方向性が出ないと「じり貧になる恐れがある」(井上氏)。

   運営会社であるミクシィの笠原健治社長は6月11日付の日本経済新聞電子版のインタビューで、mixiは身内の閉じたつながりになっているため「本音や弱音、プライベートなことを吐き出せる空間になっていけるんじゃないか」と話し、フェイスブックとの住み分けに自信をみせた。確かに調査では、大学3、4年生が2種類のSNSを使い分けているような印象はある。だが1年生の圧倒的支持は「LINE」に集まっていた。この世代が就活生になったとき、LINEの存在感が高まる可能性は十分あるだろう。

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