2024年 5月 2日 (木)

九州大学法学部でAO入試「復活」 英語とセンター必須で「グローバル人材」目指す

「国際的に活躍したいという夢を持った生徒に応募して欲しい」

   九大ではこの理由について、同大学院のLL.Mコースと法学部との一貫教育をおこなうことを見据え、進学に十分な英語力と法学の基礎を身につけた学生を、少人数で教育するため、と説明している。LL.Mは国際ビジネス法を学ぶコースで、英語のみで修士(法学)の学位を取得する。1994年の設置以来、50の地域・国から400名以上の卒業生を輩出してきた。

   そのため、合格した学生は、「法律的専門性をもつグローバル人材」として育成される。通常の授業のほか、外国人教員が担当する少人数教育のゼミできめ細かい指導を行い、「留学は当たり前」という環境を提供する予定だ。とはいえ学部卒業後の進路は、LL.Mコースに限定するわけではなく、法科大学院などにも進める。

   LL.Mコースに進学した場合、最終年次には世界約50の地域と国から集う留学生とともに英語だけで学び、論文を書くことになる。一見ハードに見える募集要項は、最低限必要な能力を示したのだそうだ。

   入試を担当する九大法学研究院の五十君麻里子教授は、J-CASTの取材に対し、「国際的に活躍したいという夢を持った生徒に応募してきて欲しい」と話していた。

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