2024年 3月 30日 (土)

ボコボコにされた未来・嘉田代表 党代表辞任?焦点は後任人事か

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   衆院選で議席を大幅に減らした日本未来の党が、新たな苦境を迎えている。嘉田由紀子代表が、滋賀県知事と兼任していることについて議会で「公務に支障が出る」と猛批判を受け、「今後のことについては改めて熟慮したい」と、兼務を断念するともとれる発言をしたのだ。

   加えて消費増税についてのブレを指摘されるなど、今やボコボコ状態だ。そうは言っても、党内に残された衆院議員は、わずか9人。「新たな顔」をめぐる攻防が活発化しそうだ。

かつては増税を評価する発言をしていた

   2012年12月19日に始まった県議会では、まさに嘉田知事が集中砲火を浴びる形になった。問題とされたのは、主に(1)県政がおろそかになるのではないか(2)県政と国政の利害対立についてはどう処理するのか、という2点。議員の

「滋賀県益を損なっているのではないか」

といった指摘については、フランスなどを念頭に

「兼務でいっそう効果的な政策ができている事例もある」

と反論する一方、消費税の増税分の一部が地方に配分をされることから、かつては増税を評価する発言をしていたことを突っ込まれると、

「税制は、いわば直接動かせない知事としては評価をさせていただいた。一方、税制そのものに関与できる国政政党としては、願望として、また、方向として、脱増税の方向性を示すことでバランスを取った」

と苦しい釈明。肩書きによって方針が異なることの矛盾点を突かれると、

「それぞれの立場については、それぞれの場面で条件として示していきたい」

と、場面によって人格を使い分けるともとれる答弁で、火に油を注ぐ形になった。

   12月19日の段階では、

「軸足は、あくまで滋賀県にある」

としながらも、兼務へのこだわりを見せていた嘉田氏だが、12月20日には批判を踏まえる形で、

「今後のことについては改めて熟慮したい」

と軌道修正。この発言は、党代表辞任に含みを持たせていると受け止められた。

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