2020年 7月 11日 (土)

電子書籍時代、いよいよ本格到来へ 文藝春秋や講談社も「手ごたえ」実感

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   前評判の高さに反して「伸び悩み」が伝えられてきた電子書籍業界だが、ここに来てようやく変化が出てきたようだ。

   「電子書籍元年」と騒がれた2010年から4年目、相次ぐ参入やスマートフォン・タブレットなどの普及も後押しし、売れ行きも徐々に伸びているようだ。

50歳未満の半数が電子書籍経験あり

2013年は電子書籍飛躍の年となるか
2013年は電子書籍飛躍の年となるか

   電子書籍に関して、配信サイトなどには具体的な売れ行きや販売規模などを開示していないところが多く、はっきりとした数字はわからない。それでも、各社の断片的な発表からは、その市場が着実に伸びていることが見て取れる。

   たとえばMMD研究所が2013年1月30日~2月1日にかけ、20~49歳男女673人を対象に行った調査では、電子書籍の利用経験があるという人は56.8%に達した。試しに読んだ、程度の人も少なくなかったが、うち半数近くは1か月に1度以上のペースで電子書籍を購読していたという。

   「電子書籍元年」と騒がれた2010年以来、日本では電子書籍の普及が遅れているとされてきた。しかし2012年はアマゾン・キンドルストアや楽天・koboの参入などもあって話題も広がり、ようやく一般の人にも電子書籍が身近なものになってきたことがうかがえる。

   2012年10月から日本参入したアマゾンは、インプレスR&Dの調査によるとすでに12年12月時点で、並み居る先達を押しのけてストアシェアNo.1を記録している(同社電子書籍雑誌購読者を対象としたアンケート結果より)。そのアマゾンが発表したところによれば、日本のキンドルストアでの漫画作品の販売数は、紙の書籍版の半数以上に達したという(年末年始シーズン時点)。同社の電子書籍用端末「Kindle Fire HD」も、すでに日本のアマゾン全体で「最も売れている商品」となっている。

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