2024年 4月 26日 (金)

KAT-TUN中丸雄一の「初フライデー」 ジャニヲタ、なぜか「大喜び」!?

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   男性グループ「KAT-TUN」の中丸雄一さん(29)が、女優の片瀬那奈さん(31)とのデートを「フライデー」された。

   KAT-TUNと言えばジャニーズ所属のアイドルグループで、熱心な若い女性ファンも多い。中丸さんのファンは悲しみに暮れていると思いきや、何と「おめでとう!」「赤飯炊こう!」などと大喜びだ。

「スキャンダル童貞卒業!」「お祝いパーティーだ!」

   中丸さんと片瀬さんをスクープしたのは、写真週刊誌「FRIDAY」2013年3月22日号だ。

   2人は2月のある平日、片瀬さんが常連という東京・四谷の和食店で、閉店時間を30分ほど過ぎた0時半頃まで食事をした。家庭菜園やゲームなど趣味が合い、その話で盛り上がったのでは、と書かれている。

   店を出た後、片瀬さんは近くのコインパーキングに停めた自身の車に乗り込み、中丸さんは警備員さながらに周囲に気を配りながら車を誘導。片瀬さんが去った後は1人徒歩で夜の街に消えていったという。

   記事には店から2人が出てくる様子、連れ立って歩く様子の写真も掲載されている。つばの大きいハットに分厚いファーのマフラー、透けたワンピースという出で立ちの片瀬さんと、カジュアルなスタイルに大きなマスクを着けただけの中丸さんは、「大女優と付き人」のように見えなくもない。

   2人は日曜朝の情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)で共演しており、番組内では軽快なやり取りも見せている。恋愛関係にあるか否かはわからないが、プライベートで2人で食事をする親密な間柄にあることは間違いない。

   中丸さんが写真付きでスキャンダルを報じられるのは初めてで、ファンはショックを受けてしまっているのでは…と思いきや、ツイッター上では意外な展開になっていた。

   プロフィールで中丸さんファン、KAT-TUNファンを名乗っているユーザーたちが、「スキャンダル童貞卒業おめでとう!!」「ほんとお赤飯ものだわ。おじいちゃん30前にしておめでとうーww」「今日は雄一さんのフライデーをお祝いしてパンケーキ(編注:中丸さんの好物)パーティーにしよう」などと、なぜか喜びで大盛り上がりしていたのだ。

「ヲタとして多感な時期を、ゆっちはやり過ごさせてくれた」

   一般的に「ジャニヲタ」は、自身が応援しているタレントにスキャンダルが出るとショックを受ける場合が多く、「担降り(ファンをやめること)」したり、攻撃的になったりもする。実際、以前、中丸さんと同じKAT-TUNの田口淳之介さんと噂になった女優の小嶺麗奈さんに対しては、「早く別れろ」「小嶺だけは嫌」などのネットの書き込みが見られ、小嶺さんがブログで「たくさんの人の心を雑に扱ってしまった」と謝罪文を掲載したこともあったほどだ。

   中丸さんのファンは、なぜこんなにもスキャンダルに対してポジティブなのか。13年3月22日に著書「ジャニヲタあるある フレッシュ」を刊行する「ジャニヲタ歴約20年」のライター・みきーるさんに話を聞いてみた。

「今回のおめでたムードは、ひとえに『ゆっち(中丸さんのあだ名)だから!』コレにつきると思います。スキャンダルが出た際、誰もがヲタに温かく受けとめてもらえるわけではありません。キャラと年齢と相手の女性、このすべてが絶妙なバランスで作用したとき、思いがけない魔法がそこに現れます」

   KAT-TUNは元メンバーの赤西仁さんを含め、各メンバーが熱愛などのスキャンダルを度々報じられてきた。

「メンバーが次々とフライデーの誌面を飾り、他担(他のメンバーのファン)がヒリヒリさせられてる中、中丸担だって『いつかは、ウチも……』と身構えてはいたと思います。なのに、一向に『金曜日は来なかった』。気づけばデビューからこれまで、ヲタとしても多感な時期を、ゆっちはふんわりやり過ごさせてくれたのです。この功績は、あまりにも大きい。ついには、『フライデーされたらどうしよう』というヲタの杞憂を『フライデーされなかったらどうしよう』に変換させた愛され力は、あっぱれです」

   今回の記事の内容が比較的平和だったことも、素直な祝福につながったという。

「29歳という年齢と、お相手がほどよく年上の女優というあたりも、好意的に見られた所以ではないでしょうか。もちろん、彼女が10代のグラビアアイドルだったりしたら、ヲタの反応も違ったのではないかと思います」

「タレントの恋愛も受け入れるヲタは氷山の一角」

   ジャニヲタ全体が「恋愛OK」ムードになってきているのか?という問いに対しては「ひとくくりには言えないと思います」という。

「情報文化の発達によって、いやがおうにも熱愛写真だのなんだのが、目に飛び込んでくる時代になりました。これにより、タレントの恋愛事情を『容認する』というよりは、『認識せざるをえない状況』にはなったのではないかと思います」

   みきーるさんは、ジャニヲタは大まかに分けて「リア恋モロ出し」、「隠れリア恋」、「それ以外」の3タイプに分類されると考えている。

「『リア恋モロ出し』は、その名のとおり○○くんを本気で愛していて、それを公言している人。『隠れリア恋』は、表向きは涼しい顔で『アイドルとして好き』なんて言っていますが、心の中ではかなり本気な人。『その他』は、○○くんが大好きだとしても、いわゆる恋愛感情とは離れた立ち位置で応援している人です。『タレントの恋愛だって応援できてこそ、本当のファンだよね』という『その他』的な発言はポジティブで目立ちますから、そこだけ見ると『タレントの恋愛も受け入れる人』が増えたのかな、と見られがちかもしれません」

   しかし「恋愛OK派」のジャニヲタは「氷山の一角なのではないか」と指摘する。

「私は事務所担(ジャニーズのタレント全員を応援するファン)ですので、いろいろなタレントさんを応援していますが、Aくんについては誰と撮られようが宇宙人とつきあおうが、いつもカッコいいステージを見せてくれさえすれば、なんの文句もないと思っています。半面、Bくんの熱愛ネタが出ようものなら、心臓を踏みつけられたようにつらく、息苦しくなったりもするのです。このように、ヲタの気持ちは一色では表せません」
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