2024年 5月 4日 (土)

薄型テレビ、「大画面」で巻き返し 家庭用「32型では物足りない」人に広がる

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決め手は「高画質」、色の鮮やかさ

   ユーザーが大画面テレビを選ぶ「決め手」はやはり高画質にある。大画面ほど映像のブレや画質の粗さが気になるからだが、前出のヤマダ電機によると、「最近は技術力がかなり上がっているので50型クラスのフルハイビジョン・タイプであれば、画質はほとんど気になりません」と話す。

   家電大手も、その「高画質」を競う。注目は、シャープの「AQUOSクアトロンXL9」。大画面テレビは、ふだん明るい部屋でモニターを見ると、照明や外光の影響で自分の顔や後ろにいる家族の姿がモニターに写りこんでしまうことがある。

   シャープは、パネル表面にナノ単位の微細な突起を施した、蛾の目(モスアイ)のような構造の「モスアイパネル」を搭載し、「映り込み」を抑え、自然で見やすい映像を実現。さらに、従来の光を拡散させる低反射方式とは異なり、映像の発色がストレートに映し出されるので、液晶パネルの3原色(赤・緑・青)のサブピクセルに黄色を加えて表示する「4原色技術」の高い色表現力と相まって、コントラストのきいたクッキリ鮮明な映像を実現した、としている。

   一方、ソニーの「BRAVIA HX950」シリーズは「BRAVIA史上最高画質」をアピール。パナソニックの高画質液晶「スマートビエラ DT」シリーズやハイエンドモデルの「WT」シリーズは発色がよく、画面が鮮やかと人気。東芝の「REGZA Z7」シリーズも、「ブランド最高峰の高画質」とのふれ込みだ。

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