2024年 4月 25日 (木)

朝日新聞が「壊れた!」それとも暗号か 朝刊オピニオン面に「超難解」CGアート

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福島第1原発&バベルの塔を踏まえたもの?

   誤植ではなく「作品」であることがわかると、ツイッターなどではさまざまな謎解きが行われ始めた。

   その中で最も多くの賛同を受けていたのは、「バベルの塔」伝説を踏まえた解釈だ。バベルの塔は、人類の驕りを戒めるため神によって破壊された。その際、これまで1つの言葉を話していた人類はそれぞれ別々の言葉を話すようになったとされる。今回の「読めない記事」は、この伝説を典拠としたものでは?と、多くの人が考えた。

   そして壊れた塔が4つ並んだ構図からは、福島第1原発のイメージが容易に連想できる。同時に掲載された「論壇時評」のテーマからしても、原発事故とバベルの塔の崩壊を重ね合わせた作品なのでは、という推測は、十分に説得力がある。

   朝日新聞社広報部も、あくまで「多様な解釈を促す」作品であるとしつつ、J-CASTニュースの取材に対し、

「題が『疎通』であり、図柄がバベルの塔と原発事故を同時に想起させるものであることから、バベル伝説にある『言葉による疎通が困難になった人々の様子』を時代批評的にとらえた表現とも受け取れ、現代批評性のある作品だと考えています」

と回答している。

   一方で他にも、使われている「文字」の種類を数え、アルファベットなどに置き換えることで意味のある文章になるのでは、と「暗号」として読み解こうとする人もあった。

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