2024年 4月 25日 (木)

Jリーガーの超厳しい経済現実 現役時代は低年俸、再就職ままならない

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J2 若手は「年俸1000万円が夢」

   Jリーガーにとっては引退後が不安なだけでなく、現役時代も高給が約束されているわけではない。石井氏は「J2チームはレギュラー選手でも『カツカツ』。J2の若手など『年俸1000万円が夢』と言うほどです」と明かす。J1でも「1億円プレーヤー」はごくわずか。代表クラスで6000~7000万円という選手がいるようだが、プロ野球・巨人の2012年シーズンの支配下選手平均年俸が6155万円(外国人選手、育成選手を除く)というから、収入レベルの差は歴然としている。運営費が低いJ2球団の選手の年俸は、推して知るべしだろう。

   現役時代もそれほど稼げず、引退後は「コネ」がなければ就職口が簡単に見つからない厳しい現実。Jリーグでは「キャリアサポートセンター」を2002年に設立、将来を見越して若手選手を対象に研修を開き、一般社会に適応する力をつけてもらおうと現役であるうちに支援している。だが石井氏は「現状をみると、どこまで効果が上がっているかは疑問」と首をひねる。

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