2024年 4月 27日 (土)

長谷川洋三の産業ウォッチ
オリックス会長の経済見通し:デフレ脱却にはアベノミクス第3の矢本格化が必要

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「ムードはだいぶ良くなったがデフレ脱却に意識変革するにはアベノミクスの第3の矢の成長戦略が本格化する必要がある」

   オリックスの宮内義彦会長は2013年11月10日、第29回京都賞の授賞式後の懇談でこれからの日本経済の見通しについてこう語った。

「特区設置でも安倍首相の一段のリーダーシップが必要だ」

「長期に渡るデフレで守りに慣れてきた経営者にいきなり賃上げを求めても難しいところもある。株価が戻ってきたことは心理的に大変良い影響を与えているが、規制緩和を見てもまだ本格的に取り組んでいるとは思えない。特区設置でも安倍首相の一段のリーダーシップが必要だ」

   京都賞は、京セラ創業者の稲盛和夫氏が設立した稲盛財団が1985年に第一回京都賞授賞式を開催して以来29年にわたって人類社会に著しい貢献をした人々を顕彰してきた。

   本年はメモリ用集積回路として広く使われている「半導体ダイナミックメモリ」(DRAM)の基本構造を発明した米国のロバート・ヒース・デナード博士、タンパク質やDNA塩基配列の変異のデータを解析する統計的手法を開発し、進化生物学を分子データにもとづいた科学とする上で大きく貢献した米国在住の根井正利博士、ピアノによる即興演奏の可能性を極限まで追求した革新的なジャズ・ミュージシャンの米国のセシル・デイラー氏の3人が受賞した。「人類社会の平和と文明の発展に大きく貢献するもの」(中西重忠京都賞委員長)だが、参列した経営者にとってはなによりも足元の日本経済の活生化が関心のようだ。

長谷川洋三

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