2024年 4月 19日 (金)

一輪の電動バイク「RYNO」が発売 「近未来」「SF映画の世界だ!」

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   SEGWAY(セグウェイ)の登場で注目される「パーソナルモビリティ」に、新たに一輪の電動バイク「RYNO」が登場、近く発売される。

   米オレゴン州ポートランドに本拠を置くRyno Motors社が2014年4月から、事前予約分の「RYNO」の出荷を開始する予定という。インターネットでは早くも「近未来的」「SF映画の世界だ!」と話題だが、いったいどんな乗り物なのだろう。

CEOの娘が描いた絵が「モデル」

「SF映画の世界!」と話題の電動一輪車「RYNO」(画像は「Ryno Motors」のホームページ)
「SF映画の世界!」と話題の電動一輪車「RYNO」(画像は「Ryno Motors」のホームページ)

   一輪の電動バイク「RYNO」は、25インチのタイヤが時速16kmで走る。加速は、通常のオートバイのような手動のハンドル・スロットルは使わず、「セグウェイ」に乗るときと同じように、体重を前に傾ける。止まるときは、ハンドブレーキも用意されているが、体重を後ろに傾ける。

   だからといって、全身に力を入れるようなことはない。Ryno Motors社のホームページによると、先進の運動センサー技術を採用し、乗っている人の微妙なしぐさでも反応するという。人が乗っていないと、電源を入れても、傾けても走行しない。車体の総重量は72.5kgで、重心をかなり低く設定しているため、安定感がある乗り物という。セグウェイと違って、両手を放しても走れるそうだ。

   1回の充電で距離にして約16キロメートル、1時間走れる。12ボルト(V)のDCチャージャーを使ってフル充電するのに約6時間かかる。電池は取り外し可能。

   20%までの勾配に対応できるので、坂が多いサンフランシスコの街でもほぼ問題なく走るパワーも備えている。

   Rynoのフレームの前部は、先端にゴムがついたバーになっていて、Rynoを前に傾けるだけで、巨大なキックスタンドのように、そのバーが支えになり駐車できる。タイヤの両側には小さいフットレストがあり、押し下げれば使える。「チョイ乗り」には便利そうだ。

   1月27日付のWired.jpによると、そもそもはRyno Motors社のクリス・ホフマンCEOの13歳の娘が、ビデオゲームで見た一輪のバイクをスケッチして、「同じものがつくれないか」と頼んできたのが開発のきっかけだったというから、まさに未来の夢を具現化した乗り物ともいえるわけだ。

   価格は5295ドル(約52万円)。Ryno Motors社は、「ONE WHEEL COUNTLESS POSSIBILITIES」(ひとつの車輪 無数の可能性)などとPRする。

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