2024年 4月 20日 (土)

維新の会が分裂 一部ネットでは「田母神新党」待望論も

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   日本維新の会が、橋下徹共同代表(大阪市長)派と石原慎太郎共同代表(元東京都知事)派に「分党」することになった。「分党」という表現は中立的に見えるが、実質は結いの党との合流をめぐる意見対立が先鋭化した末の「協議離婚」だ。石原派には15人程度の議員が所属するとみられるが、一部のネット上でささやかれているのが「田母神新党待望論」。

   田母神俊雄氏(65)は原発再稼働や安全保障、とりわけ近隣諸国に対する態度がはっきりしており、石原氏が2014年2月の都知事選で田母神氏を支援し善戦したことも、待望論の背景にあるようだ。

「平沼さんたちは必要ない」橋下氏との「心理的な亀裂がずっと尾を引いた」」

「田母神新党」を期待するツイートが急増している
「田母神新党」を期待するツイートが急増している

   石原氏は5月29日に開いた会見で、改憲して国を立て直すことが「かねてからの熱願」だと強調。橋下氏が合流を目指していた結いの党が「自主憲法」を掲げることを拒否したことを念頭に、

「(憲法をめぐる考え方に)大きな齟齬が感じられて、『とてもこういう人たちと維新の会が合体する理由はない』という確信を抱くに至った」

と話した。この憲法観の違いについては広く知られていたが、会見で石原氏は別の理由も口にした。橋下氏と、旧太陽の党(たちあがれ日本)との感情的な対立だ。

   石原氏によると、12年11月に京都市内で石原氏、橋下氏、平沼赳夫・たちあがれ日本代表(当時)らが合流に向けて会談した際、橋下氏は

「私たちが必要としているのは石原さんひとりで、平沼さんたちは必要ない」

と言い放ったという。

   橋下氏は当時、囲み取材で記者団の前でも

「『たちあがれ』のメンバーの力は、別に必要ないです。石原さん個人の力が必要なわけであって、 その他のメンバーの力は、まったくいりません」

と断言していた。にもかかわらず、旧日本維新の会と太陽の党は合流。石原氏は

「その時の心理的な亀裂がずっと尾を引いた」

と悔やんだ。

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