2024年 4月 20日 (土)

韓国の元FIFA副会長が「トンデモ発言」 日韓W杯の韓国躍進は「審判買収」したから?

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市長選大詰めでの失言、選挙では敗北

   まずはイタリア戦。韓国陣ペナルティーエリアでイタリアの選手が韓国の選手に倒されたとも見えるシーンで、主審は「わざと転んだ」と判断し反則を宣告した。これで2枚目のイエローカードとなったイタリア選手は退場となる。それでもその後、別の選手が素早い飛び出しでゴールを決めたかに見えたが、今度はオフサイドとして取り消された。

   この試合で主審を務めたモレノ氏は、W杯後に別の試合でも「疑惑の笛」を吹いており、FIFAから国際審判員リストから除名されている。いわば「札付き」の審判がなぜW杯の重要な試合を裁いたのか、当時は憶測が飛び交った。

   スペイン戦では2ゴールが幻となった。特に後半、スペインの選手がラインギリギリのところでクロスを上げたシーンは、スロー再生を見ると「セーフ」に見えるが、線審は「ラインを割った」と判定した。

   両ゲームとも韓国が勝利を手にしたが、サッカーファンの間では今も「語り草」になっている。

   ソウル市長選に出馬した鄭氏にとっては、W杯ブラジル大会が近付いていることもあり、当時のサッカーの話題と絡めて「自分のおかげで勝てた」とばかりに自慢したかったのかもしれないが、いまだに判定に納得していない人たちにとっては、「やはり圧力がかかってたのか」とますます疑念が増しただろう。

   韓国でも評判は悪い。KUKIニュースの記事には、読者から「冗談にしても何を言っているのか」「サッカー韓国代表と国民がつかんだW杯4強が不正行為だったという発言」「こんな人物がソウル市長になるなんて、考えるだけでも嫌だ」と批判のコメントが並んだ。

   選挙戦大詰めでの失言は、多少影響があったのだろうか。市長選の開票の結果、鄭氏は対立候補の現職に敗れ、ソウル市長の椅子に座ることはできなかった。

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