「May J.」歌上手いのにどうして不人気? 「心に響かない」「語尾のクセが苦手」…

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   ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go ~ありのままで~」の人気に反して、歌っているMay J.さん(25)の評価が芳しくない。

   どうやら「Let It Go」は松たか子さん(37)の劇中歌の人気が勝っているようなのだ。、テレビのカラオケ企画で知名度を上げたことが、かえってマイナスに作用しているのだろうか。

「カラオケ」イメージが強すぎる

実は苦労人(画像はMay J.さんの公式サイト)
実は苦労人(画像はMay J.さんの公式サイト)

   J-CASTニュースは2014年6月13日、「アナ雪『ありのままで』紅白出場に期待 歌うのはMay J.か『人気』の松たか子か」と報じた。May J.さんが年末の「NHK紅白歌合戦」出場に意欲を見せるが、「Let It Go」は松さんとの競作で、どちらが出場するかわからないといった内容だ。

   記事へのコメントを読むと、「MayJの方がいいな♪」などと期待する声がある一方で、

「May J.さんの語尾にクセのある歌い方は苦手」
「May.Jは上手い。でも、上手いだけ。響いてこない」
「語尾の歌い方にクセがある為、どの曲を歌っても同じに聞こえてしまいます。まっすぐに…声が良いだけにもったいない」

などと辛らつな意見が見られる。

   また記事では1クリック投票「紅白の『Let It Go』、誰のバージョンで聞きたい?」も実施した。19日18時30分現在(3316票)、「松たか子のソロ」の69%に対し、「May J.のソロ」は7%と大きく引き離されている。なお「May J.と松たか子のコラボレーション」は13%だ。

   May J.さんは、「関ジャニの仕分け∞」(テレビ朝日系)の「下剋上カラオケサバイバル」で26勝1敗の「カラオケの女王」として知名度を上げた。13年6月と14年3月には、全曲カバーのアルバムを出している。

   そんなイメージもあって、ツイッターでは、

「May J. は、人のフンドシ系アーチスト、カラオケ帝王のイメージ」
「確かにカラオケがうまいけど抑揚がないというか聞いてて単純に譜面歌ってる感は半端ない」

などと散々。ニキビ対策の化粧品「プロアクティブ」のCMに出演していることから、「単に『プロアクティブの人』でしかないのになんで歌姫設定になってるの?」との声もある。

「変な世論を気にせず、歌ってほしい」

   May J.さんはいまでこそ「カラオケ」や「カバー」のイメージがあるが、その陰には苦労があった。1988年、日本人の父親と、イラン、ロシア、トルコ、スペイン、イギリスの血が入った母親との間に生まれた。3歳からピアノレッスン、8歳で初ステージを踏む。インターナショナルスクールを経て、18歳(06年)でメジャーデビューしたが、07年のファーストアルバムはオリコン最高50位だった。08年からは全編英語の海外向け音楽番組「J-MELO」(NHKワールド、日本国内ではBSプレミアム)の司会に抜擢され、現在も出演している。

   レコード会社移籍後の09年、Sugar Soul(シュガーソウル)の「Garden(ガーデン)」をカバーし、一時注目をあびたが、ブームは長続きしなかった。その後もライブを中心に地道に活動し、12年3月に東京ドームで行われたメジャーリーグオープン戦では、日米国歌の独唱を果たした。その6月に「仕分け」へ初登場し、以降の活躍は周知の通りだ。

   デビューから苦節8年、ようやく「持ち歌」でヒットを飛ばすことができた。苦労人時代を知っているファンは、

「今年こそMAY Jに紅白出てほしい」
「今時珍しいくらい生歌の方が良い歌手なのに、こんな叩かれるのは悔しすぎる。めいちゃんには変な世論気にせず自由に歌っていてほしい。今までみたいなライブだけで充分だよ」
「彼女の過去10年の経歴を見た上で、『ありのままに』以外の曲も聴いてみてほしい。野球の始球式とか、CDより生歌が素晴らしい数少ない歌手だと思う」

などと、支持と激励のコメントを寄せている。

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