2018年 12月 17日 (月)

W杯韓国戦で「レーザーポインター攻撃」 ゴール決められた相手選手に腹いせ?

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   「愚行」はまたも繰り返された。サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会、韓国-アルジェリア戦で、アルジェリアの選手の顔を狙ってレーザーポインターが照射されたようだ。

   試合はアルジェリアが4-2で韓国を圧倒した。韓国側サポーターが、敗戦の腹いせにレーザー攻撃を見舞ったのだろうか。

FIFAの「スタジアム行動規範」に持ち込み禁止が明記

   問題の場面は後半32分、アルジェリアのブライミ選手が交代のためピッチを去るときだった。突然、青い光線が数秒間、選手の顔を覆ったのだ。うつむいて小走りだったブライミ選手は光に気づいたのか、一瞬顔を上げて不快そうな表情を浮かべた。

   攻撃はしつこく続く。交代を終えてピッチの外に出ると、今度は緑色の光線がブライミ選手の胸元あたりを照らしたのだ。中継の画面にもはっきり映っていたが、放送では特に触れられなかった。

   ブライミ選手はこの試合で4点目のゴールを入れた。後半、アルジェリアがリードしながらも押され気味だった時間帯に決めた得点だけに、チームの勝利への貢献度は大きい。韓国にとどめを刺した一撃だったともいえる。

   選手に対するレーザーポインター照射は、たびたび問題となる。前回のW杯南アフリカ大会では、競技場への持ち込みが固く禁じられた。今大会でも、国際サッカー連盟(FIFA)が発表した「スタジアム行動規範」に、「レーザービームやレーザーポインター、またはそれと同様の機器」が禁止品目として明記されている。選手のプレーを妨害するのはもちろん、レーザーが網膜にダメージを与えて失明状態に追い込むと警告するサッカージャーナリストもいる。

   W杯の舞台ではないが、日本代表の選手もかつて被害にあっていた。2013年3月26日のW杯アジア最終予選、日本-ヨルダン戦だ。ヨルダンのフリーキックの際、キーパーの川島永嗣選手の目元を緑色のレーザーが襲った。さらに日本のペナルティーキックの場面では、キッカーの遠藤保仁選手の顔にレーザーが照射された。試合後、日本サッカー協会はアジアサッカー連盟に抗議文を提出する事態となった。

サッカージャーナリストもツイッターで嘆く

   今回はプレー中ではなく、交代時の出来事だった。とは言え、選手の目に悪影響を及ぼす恐れがあるレーザー照射は、どんな場合でも許されてよいはずはないだろう。

   サッカージャーナリストの河治良幸氏は、ツイッターでこう嘆いた。

「アルジェリアの選手にレーザーポインターがめちゃめちゃ当たっていますね。もし特定の韓国サポーターが犯人なら極めて残念です」

   現時点で、韓国のサポーターがレーザー攻撃したという証拠はない。ただこの試合、アルジェリアも韓国も敗れればグループリーグ突破が危機的な状況になるのは同じだった。いずれもチームもどうしても勝たねばならない試合で、決定的な得点を決めた選手が被害を受けたとなると、敗れた韓国側を応援していたサポーターが嫌がらせをした、と見られても仕方がないのではないか。

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