2014年7月24日夜、首都圏を局地的に激しい雨と落雷が襲った。この日は全国的に気温が上がり、今年最多の全国58地点で猛暑日を記録。熱中症で搬送された人は1都6県で190人にのぼった。その影響で、上空の大気が不安定だった。「暑いですから、熱中症などが心配されます」古舘発言「停電で扇風機」とは…(画像はテレビ朝日「報道ステーション」のホームページ)関東地方は夕方から激しい雷雨に見舞われ、道路の冠水や住宅浸水などの被害が相次いだほか、気象庁が河川の急な増水や氾濫に警戒を呼びかけるほどだった。18時25分ごろからは東京、埼玉、千葉の最大7100軒以上で停電が発生。落雷の影響でJR山手線や京浜東北線をはじめ、京王井の頭線や東急世田谷線などで一時運転が止まった。ちょうど帰宅ラッシュの時間帯にかさなったこともあり、首都圏の足は大混乱した。そんな首都圏のようすを、テレビ朝日系列の「報道ステーション」も冒頭から報じた。その中で、メインキャスターの古舘伊知郎氏が心配そうに、こう話した。「あの落雷の影響で、東京、千葉、埼玉で、夜の9時の段階で5000軒の停電ということですから。停電しているとなるとエアコンとか使えなという状態で、湿気を含めて暑いとなると、また熱中症の心配とかが出てきますから。扇風機を付けるとか、できる限り。窓を開けていただいて風を通すとか、治安のこととかあるんですけど、工夫してもらいたいなと思いますね」となりに座るアナウンサーの小川彩佳さんも、相槌をうって「はい」と応じてみせた。このやりとりに、インターネットはツイッターやブログで、「停電しててどう扇風機使えばいいんだよw 古舘さん説明してくれ!」「そもそも停電している方はTVも見られていないけれど」「古舘さん家の扇風機は恐らく手動扇風機だと思われる」「こいつ、停電と節電の違いが分かってないのね」「何も考えずしゃべっている」といったコメントが、瞬く間に並んだ。失笑を買うなか、「見た目にはいかにも報道向けっぽいんだけど、あの女子アナの受けはないだろ」「なんでただその場をやりすごうそうとするかね」と、女子アナへの批判もまざっていた。「停電中でもノートパソコンでUSB扇風機が利用可能です」一方、こんな指摘も。「このくらい、わかって(察して)やれよ」「停電中でもノートパソコンでUSB扇風機が利用可能です」「最近の扇風機には充電式とか電池式のものもあるので、そのことを指してたんじゃないかな」「古舘さん家は停電時の非常用電源くらい設置されてんだよ」と、古舘発言を擁護する声もある。いずれにしても、激しい豪雨では窓も開けられない。真夏の停電時の熱中症予防策は、考えておいたほうがいいのは確かだ。