2024年 4月 30日 (火)

ドラフト「勝ち組」はパ球団ばかり 京大エース指名で話題性も圧勝

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ダル、マー君、大谷もパが取った

   パ球団は有原、安楽だけではない。京大の田中英祐投手をロッテが2位指名。話題性ではAクラスである。

   昨年のドラフトで中日から指名された慶大工学部出身の福谷投手との「秀才選手時代」をもたらすかもしれない。福谷は今年、中継ぎから岩瀬に変わるクローザーとなり、チームを4位に上げた原動力となった。

   もう一人いる。ソフトバンクが5位指名した中大の主将でエースの島袋洋奨。沖縄・興南高時代、甲子園で春夏連覇を達成したときのエースである。九州での知名度は圧倒的に高く、観客動員につながるだろう。

   甲子園の優勝投手といえば、西武が1位指名した前橋育英高の高橋光成投手。昨年夏に全国制覇した実績が光る。長身で柔らかいフォーム。オリックスのエース金子タイプである。

   セは競合しては負けた。外れ1位はどうしてもかすんでしまう。巨人が単独1位指名した智弁和歌山の岡本和真は高校ナンバーワンのスラッガーなのだが、安楽への関心が強かった。

   最近のドラフトを振り返ると、話題のホープはパ球団が相次いで獲得している感じだ。東北高のダルビッシュ有(現レンジャース)や早大の斎藤祐樹、さらに二刀流の花巻東の大谷翔平は日本ハム。楽天も駒大苫小牧・田中将大(現ヤンキース)や神奈川・桐光学園の松井裕樹らを取っている。

   ドラフトはクジなので運、不運がつきまとう。しかし、話題の選手を獲得すると、翌年のキャンプ、オープン戦でまず注目を浴び、それがペナントレースの観客動員につながる。パはその意味でも、今年も万々歳のドラフト会議といえる。

(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)

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