2024年 5月 7日 (火)

「イスラム国」の脅威が広がってきた 比較的安全とされたチュニジアでもテロ

今後、海外旅行へのダメージになる恐れが?

   チュニジアは、世界遺産にもなった古代都市国家カルタゴの遺跡で知られ、地中海リゾートが立地していることでも観光客に人気がある。

   日本からの渡航者は、2010年に約1万3000人とピークに達した。ジャスミン革命が起きた11年は、渡航者が約3000人に減ったが、14年には、約6000人にまで回復していた。

   しかし、北アフリカでも人気の観光地で大規模テロが起きたことで、今後、海外旅行へのダメージになる恐れはないのだろうか。

   今回の地中海クルーズで参加を募った「クルーズプラネット」では、ゴールデンウィーク中にもクルーズを企画しており、「事件で航路は変わるのか」と問い合わせが数件来ていることを取材に明らかにした。キャンセルは3月19日夕時点ではないというが、今後については、「影響があるのかどうか、状況を見守っています」と答えた。

   大手旅行会社でも、エイチ・アイ・エスは、取材に対し、中東・北アフリカ方面への旅行キャンセルはまだ出ていないというが、「イスラム国などの影響はゼロではないと思います」と話した。JTBでは、海外旅行は4~6月にかけて14年よりも5%ほど増えているとしたうえで、「大きな影響は確認できていませんが、今後については、もう少し様子を見てみないと分からないです」としている。

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