2024年 5月 4日 (土)

【連載スマートフォン競争 世界の最前線(2)】サムスン・アップルの「二強」追い上げる中国メーカー ファーウェイは「コスパ」で勝負する

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グローバルブランドランキングで初の「トップ100」入り果たす

   ファーウェイは2015年1月30日、仏市場調査会社イプソスによる消費者調査で、同社のブランド認識率が2013年の52%から、2014年には65%へ上昇したことを明らかにした。米調査会社インターブランドが毎年発表しているグローバルブランドランキングでも、2014年に94位と初めてトップ100位入りを果たした。

   だが同じブランドランキングで、アップルは首位でサムスンは7位。両社との差が大きいのも事実だ。先述したガートナーによる2014年のスマホ販売シェアも、「3位集団」の一角とはいえ割合はサムスンの4分の1に満たない。もっとも前年と比べれば「ツートップ」との差は縮まっている。ただし、レノボやシャオミといった同じ中国のライバルも勢いは増している。

   3年前の2012年のスマホ世界シェアは、アップルとサムスン以外では台湾HTC、フィンランドのノキア、カナダのリサーチ・イン・モーション(現ブラックベリー)がトップ5入りしていた。今や3社とも圏外に去り、「ガラケー」時代には世界一だったノキアは、携帯電話事業を米マイクロソフトに売却してしまった。スマホ市場の移り変わりの激しさを物語っている。

   ファーウェイは今後、3位争いから抜け出して「王者」サムスンに肉薄できるか、それとも時代の波にのまれてしまうか。ライバルとの激しい競争は続く。

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