2018年 11月 15日 (木)

日本らしいMRIを開発 ユーザーの希望を徹底的に聞く

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   日本の研究チームが中心になって開発した次世代型のMRI(磁気共鳴断層撮影装置)の発売開始を、2015年4月9日、GEヘルスケア・ジャパン(本社・東京都日野市)が発表した。

   ユーザーの希望を徹底的に聞き、日本人のきめ細かさで対応した製品は初めてという。しかも、日本の工場で製造し、GE製品として世界に売り出す。

  • 約5分の撮影時間が3分の1に短縮(画像はGEヘルスケア・ジャパンの「シグナ・パイオニア」)
    約5分の撮影時間が3分の1に短縮(画像はGEヘルスケア・ジャパンの「シグナ・パイオニア」)

さまざま改良を加えた

   磁気を利用して体の内部を自由に撮影するMRIは日本では6000台も普及している。現在は磁場1.5テスラ装置が主流だが、12年度から高画質の3テスラ装置に診療報酬の加算がつくようになり、病院では3テスラ装置への移行が少しずつ進んでいる。今回開発された「シグナ・パイオニア」はその3テスラ装置。しかも、1回で6画像が撮影でき、自由に画像を呼び出せる最新技術を搭載した。約5分の撮影時間は従来の3分の1に短縮されるので、検査効率が高まる。

   さらに、高齢者や子どもが少しでも検査しやすくなるよう、患者の乗る台の幅を広げ、高さを低くした。2年間の開発期間で8回もデザインを変えたほど。検査中の音も小さくした。また、病院の買い換え需要を重視して、1.5テスラ装置とほぼ同じ大きさに抑え、電力消費も半減するのに成功した。

   日本の3テスラ装置市場は外資のフィリップス、シーメンス、GEが三分しているが、GEケアは新機種でシェアを高めたいとしている。4月17日から19日までパシフィコ横浜で開かれる国際医用画像総合展にモデル装置などが出展される。

(医療ジャーナリスト・田辺功)

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