2018年 10月 20日 (土)

ソフトバンクも「ガラホ」投入 無視できないガラケー人気

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   ソフトバンクが2015年11月から「ガラホ」を売り出すことになった。ライバルのNTTドコモ、KDDI(au)は既に販売しており、ソフトバンクの参入で大手3社がそろって扱うことになった。

   ソフトバンクが10月上旬に、この冬と来春の新商品発表会を開いて明らかにした。

  • 根強いガラホ需要で各社新機種投入に動く(画像はソフトバンクのプレスリリースより)
    根強いガラホ需要で各社新機種投入に動く(画像はソフトバンクのプレスリリースより)

スマートフォン用の基本ソフトアンドロイドを搭載

   ガラホは「ガラケー」と呼ばれる従来型携帯電話と同じように二つ折りができ、タッチパネルでなく、数字ボタンで操作する。見た目も操作もガラケーと変わらないが、スマートフォン用の基本ソフト(OS)のアンドロイドを搭載し、技術的にはスマホと変わらないという。

   ソフトバンクが発売するガラホは、シャープ製「アクオスケータイ」「かんたん携帯9」、京セラの「ディグノケータイ」の3機種。トークアプリ「LINE」などが利用でき、いずれも防水機能や赤外線通信を備え、ワンセグによるテレビ視聴もできる。発売はアクオスケータイが11月、かんたん携帯9とディグノケータイは2016年3月を予定しており、販売価格や毎月の料金はスマホよりも割安になる見通しだ。

   ネット上では「やっと出る」「次はこれにする」とソフトバンクのガラホ投入に肯定的なコメントが並ぶ。

   ただ、ソフトバンクの宮内謙社長は5月にガラホについて、「ニーズがあるのは分かっているが最終的には必要なくなると思っている」と否定的な立場だった。国内で米アップルのiPhoneを先行して扱い、飛躍的にシェアを伸ばしてきただけに、スマホ向けサービスなどを強めるスマホ重視の考えを示していた。

ガラケーは2007年以来7年ぶりに増加に転じる

   それが一転してガラホ市場に参入することになったのは、一定数いるガラケーユーザーを無視できなくなってきたからだろう。2014年(1~12月)の国内の携帯電話全体の出荷台数が減るなか、ガラケーは前年比5.7%増と2007年以来7年ぶりに増加に転じた。こうしたガラケー人気の根底には「スマホは使い勝手が悪く、料金も高い」(携帯大手)という意識が利用者に根強くあるからだ。

   ただ、携帯各社とメーカーが進めてきたガラケーの開発も今では難しくなっているため、スマホのOSを活用して見た目も操作もガラケーと同じガラホを開発。ガラケーユーザーをつなぎとめようとauが2月に発売し、6月にはドコモも発売に踏み切ったことから、「スマホの時代が来ると思っている」(宮内社長)ソフトバンクも追随することになったというわけだ。

   一方、ソフトバンクは新商品発表会で米グーグルの最新スマホ「ネクサス6P」を国内で独占販売することも発表した。発表会には米グーグルのエンジニアリング担当副社長のヒロシ・ロックハイマー氏も出席してネクサス6Pなどをアピールした。

   アップル社との関係が深かったソフトバンクだが、ドコモまでiPhoneを扱うようになり、端末による優位性を示せなくなっている。そこでグーグルとの連係を強化し、アンドロイドスマホにも力を入れていくことで、幅広いユーザーに対応することになった。

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