2024年 4月 19日 (金)

BPO勧告受けた「アッコにおまかせ!」謝罪なし アナ説明も「言い訳しまくり」ネット大荒れ

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   TBSの情報バラエティー番組「アッコにおまかせ!」は2015年11月22日、放送倫理・番組向上機構(BPO)から17日に受けた、過去の番組に対する人権侵害の指摘と是正勧告について、同日放送の番組の最後にアナウンサーがBPOの勧告に触れ、「真摯に受け止め、今後の番組作りに生かします」とコメントした。

   しかし、謝罪の言葉はなく、和田アキ子さんら出演者が言及することもなかった。このため、ツイッターなどネットには視聴者からの反発が続々投稿されている。

  • 和田アキ子さんら出演者はBPO勧告について言及しなかった
    和田アキ子さんら出演者はBPO勧告について言及しなかった
  • 和田アキ子さんら出演者はBPO勧告について言及しなかった

「真摯に受け止め、今後の番組作りに生かします」

   番組はゲストの拍手に迎えられた和田アキ子さんが登場してスタート。和田さんが「今日も元気に生放送!アッコにおまかせ!」とタイトルコールしたり、オープニングでゲストの服装をいじるなどして笑いを取ったり、普段とまるで同じだった。

   先週の「ニュースランキング」トップ10でも、BPOからの勧告を話題として取り上げず、エンディングまで出演者が言及することはなかった。結局、最後の最後で国山ハセンアナウンサーが経緯に触れ、

「真摯に受け止め、今後の番組作りに生かします」

と述べて、番組は終了した。

   この放送内容にツイッターなどネットは大荒れ。放送前から、ネットでは謝罪があるのかどうか注目されていたこともあり、視聴者の反応は厳しいものが目立った。

   放送を見ていた人からは

「他のニュースは取り扱って自分とこの番組がBPO勧告受けたニュースは無視ってずるいな」
「番組冒頭からハイテンションおちゃらけ進行でBPO勧告ぶっちぎり無視」

といった書き込みが相次いだ。国山アナのコメントに直接謝罪する言葉がなかっただけに「言い訳しまくり」「謝ってるようで謝ってなかったな」といった指摘もあった。

BPOからは再発防止の勧告受けていた

   「アッコにおまかせ」は2014年3月9日の放送で、ゴーストライターに作ってもらった曲を自分の作としていた作曲家の佐村河内守氏の謝罪会見を取り上げた際、「普通に会話が成立」というナレーションなどがあった。佐村河内氏は「聴覚障害者を装って記者会見に臨んだかのような印象を与え、申立人の名誉を著しく侵害した」とBPOに人権侵害を申し立てていた。

   BPO放送人権委員会は11月17日に審理の結果を発表。「(「アッコにおまかせ」に)名誉を毀損する人権侵害があったと言わざるをえないと判断した」とし、再発防止を勧告した。

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