2024年 5月 4日 (土)

変に気を遣う、嫌われたくない... 人間関係のお悩み解決法を伝授

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「アドラー心理学」が育児をラクに

   育児中のママには、今「アドラー心理学」が人気だという。

   これは心理学者のアルフレッド・アドラー氏が提唱したもので、八巻教授はアドラーの教えを「嫌われても平気」「涙には目的がある」「ほめない子は育つ」「性格は変えられる」「自分で選んだ不幸」「劣等感が生む幸せ」の6項目にまとめている。

   この中でスタジオが疑問に思ったのは「ほめない子は育つ」だ。

八巻教授「ほめるとは評価するということ。アドラー心理学は、対等で、横の関係で人間関係を作っていこうとの考え方。ほめるのは上から下、縦の関係になる。ずっとほめる教育をしていると思春期に反抗される。ほめるかわりに、アドラー心理学では『勇気付けをしましょう』という代替案がある」

   子供に対してイライラしてしまうママには、ラグビー日本代表のメンタルコーチを務め、五郎丸歩選手のルーティン、いわゆる「五郎丸ポーズ」を本人と一緒に考案した、荒木香織さんからアドバイスが。

「ずっと一定のことに集中していると、そこから抜け出せなくなる。自分で気付いて切り替えていく作業をしないとしんどくなってくる。抜け出すための合図が必要」

   過去にやってみて気分が晴れた行動、たとえば手を叩く、深呼吸する、をイライラした時に「合図」としてやってみると、怒りが爆発する前に少し落ち着ける。

   荒木さん「今日、明日では変わらないと思います。行動をすぐに変えることはなかなかできないので、1か月、長ければ3か月から6か月繰り返しやっていると効果が出てくる可能性はあります」

ゲストの森三中・村上知子「イライラや怒ることには子供も敏感だし、親も嫌な気持ちになる。私は注意しようと心がけている。子供に『注意しているんだよ』と言ってあげると、子供は『お母さん怒ってるんじゃないんだ』と思うから。そうしたコミュニケーションも大事だと思う」
八巻教授「アドラー心理学では『感情は目的がある』という考え方がある。怒るということは、『こうしてほしい』というメッセージがある。強い怒りには心配や不安という気持ちがある。怒った後や冷静な時、子供に『お母さん心配なのよ』と伝えてあげればいい。怒りの背景にある『一次感情』に気付くことはとても大事。何で怒っているのかを子供に伝えればいいんです」
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