2024年 4月 24日 (水)

大和君が歩いた約10キロの上り坂 その先の演習場は捜索せず

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「医学的に見ても、奇跡的だと思います」

   前出の「ミヤネ屋」では、田野岡大和君が歩いたとみられる林道をリポーターが実際に歩く様子を紹介した。

   車が1台は通れるような砂利道だったものの、大人でも2、3時間で上るのはきついとリポーターが報告していた。

   陸上自衛隊第11旅団の広報室では、J-CASTニュースの取材に対し、駒ケ岳演習場の出入り口は、5月28日はどこもカギが閉まっていたと説明した。

   ただ、演習場の境界は、ポールを立ててロープでつないだり、簡易的なフェンスが張っていたりするだけになっている。立ち入り禁止の看板は出していたというが、道を少し逸れれば演習場内に入ることはできるそうだ。

   大和君は、何らかの方法で演習場内に入り、宿舎を見つけたらしい。宿舎のドアの1つはカギが開いており、そこから中に入っていた。夜は、宿舎内に積んであるマットレスにくるまって寒さをしのいでいた。

   医師の木下博勝さんは、「ミヤネ屋」の取材で、大和君が無事だったのは、「医学的に見ても、奇跡的だと思います」と明かした。

   子供の虐待で1か月ぐらい水分しか与えられなくても生存できたケースがあるといい、「ラッキーだったのは、水分を摂っていたこと」だとした。ただ、低体温になると体の機能がすべて低下してしまうとし、大和君は、あまり動き回らず夜はマットにくるまっていたことが大きかったと指摘した。

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