日本レコード協会会長、ユニバーサルミュージック会長などを歴任した音楽ディレクターの石坂敬一氏が死去したことが2016年12月31日、分かった。71歳だった。複数メディアの報道によると、東京都内の自宅で倒れているのを家族が発見した。関係者によると、前日まで元気で、来客と話していたという。石坂氏は音楽ディレクターとしてザ・ビートルズなどを担当していた。訃報が入った31日、NHK紅白歌合戦では元ビートルズのポール・マッカートニーが出演する偶然の巡り合わせが起きた。ポール「実は2017年、日本に行く予定です」1945年に埼玉県で生まれた。68年に東芝音楽工業（現・ユニバーサルミュージック）に入社し、ビートルズの大ヒットに関わった。ワーナーミュージック・ジャパン社長、日本レコード協会会長なども歴任した。奇しくも大晦日のこの日、NHK紅白歌合戦にはサプライズゲストで元ビートルズのポール・マッカートニーがVTR出演し、日本の視聴者にメッセージを贈っていた。「来年が良い年になることを心から祈っています。今夜出演されているアーティストの皆さんも、素晴らしい時間を楽しんでください。そして、輝かしい新年を迎えてください。実は2017年、日本に行く予定です。その時に会いましょう」ポールは笑顔で手を振り、花束の後ろに隠れていった。同じ日に起きたこの偶然に、ツイッター上では音楽ファンからこんな声が続々とあがった。「ポールの宣伝、石坂敬一さんへの手向けの可能性もある」「ポールのメッセージと同時に石坂敬一の訃報が入ってきましたよ。追悼」「ポール・マッカートニーが紅白にサプライズ出演して来日を告知したその日に、石坂敬一さんが亡くなってしまったのか......。ご冥福をお祈りします」「石坂敬一氏死去符合するかのようにそしてポール来年来日のニュース」「石坂敬一が亡くなった日、ポール・マッカートニーが来日の告知。感慨深い」
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