2018年 10月 22日 (月)

初詣「ベビーカー自粛」要請で大騒ぎ 「差別」批判へ寺側の意外な言い分

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   2017年の年開け早々、ネット上で大論争に発展したのが、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて大勢が集まる場所で初詣に参拝することの是非についてだ。それが障害者差別、少子化問題といったことにまで議論が広がっていった。

   発端となったのは東京板橋区の乗蓮寺が「ベビーカーご利用自粛のお願い」の看板を出した、とツイートされたこと。乗蓮寺は2年前まではベビーカー優先の寺だった。看板を出したことであらぬ方向まで話題が沸騰していることに住職は頭を抱えている。

  • ベビーカーを押しての初詣は好ましくないとの意見は多い(写真はイメージ)
    ベビーカーを押しての初詣は好ましくないとの意見は多い(写真はイメージ)

乙武氏「車椅子も同じように思われているのだろう」

   「ベビーカーご利用自粛のお願い」の看板の写真と共に、

「何の落ち度もない単に小さい子供を連れたママさんが初詣に来て、これを見て嫌な気持ちになると想像できないだろうか。なら松葉杖の人も、車椅子の人も足の悪い高齢者も、視覚障害者も全部遠慮しろと?」

というツイートが出たのは2017年1月1日。それが瞬く間に拡散し、ネット上で大論争に発展した。意見は賛否両論あり、人ごみにベビーカーは邪魔で危険、赤ちゃんがかわいそうだから神社の対応は当然だ、との意見の方が多いのだが、赤ちゃんを持つ親に対し親切でない寺だ、とか、なんとなく気分が悪いから参拝に行かない、などといった反発も出た。そして、看板に「ほじょ犬は除く」とあることから、

「ベビーカーだけを自粛にしたら 差別になりますよね」

などといった議論にも発展した。乙武洋匡さんはこうした騒ぎに関して1月4日にツイッターで、

「『混雑時のベビーカーは自粛すべきだ』という意見を耳にするたび、車椅子も同じように思われているのだろうと肩身の狭さを感じる。不寛容な社会になればなるほど、『生きづらさ』を感じる人が多くなっていく」

などと感想を述べた。東京都議会の音喜多駿議員は、「初詣ベビーカー論争」だとし、ブログで、

「少子化の最大の原因は、わが国が『子どもを産めば産むほど不自由になる社会』であることだと考えています」

と訴えた。

   看板を出した乗蓮寺は、徳川家康から10石の朱印地を寄進された寺で、高さ13メートル、重さが32トンの「東京大仏」がある人気スポット。新東京百景にも選ばれている。どうしてベビーカー自粛を呼びかけたのかといえば、実はベビーカー優先にしていたことが発端、という皮肉な結果になっていたようだ。J-CASTニュースが1月5日、寺に話を聞いてみた。

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