2018年 7月 20日 (金)

妊産婦、今でも年50人前後が死亡  横ばい状態、なぜ減らないのか

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   日本の妊産婦死亡率は、厚労省によると、世界的に非常に低いとされるが、それでも最近の6年余で298人が亡くなっている。そのうち、無痛分娩で13人の死亡が今回初めて分かり、厚労省の研究班が緊急提言を行った。

   妊産婦が亡くなれば、病院は、日本産婦人科医会にそのことを届けることになっている。

  • 無痛分娩での死亡数も初めて発表
    無痛分娩での死亡数も初めて発表

「予期しない出血など、不確実性の部分がある」

   医会の統計によると、2010年1月から16年4月まで、全国で計298人の妊産婦が死亡していた。この6年余の死者数は横ばい状態で、毎年50人前後に上っている。出産件数は、年間100万人ほどあることから、妊産婦死亡率は1%にも満たない計算だ。

   死因は、子宮内などの大量出血が最も多く、続いて、血圧が上がることなどからの脳出血、羊水が血液の中に入ることで起きる羊水塞栓症などで、この3つで半数ほどを占める。

   それにしても、なぜ毎年、妊産婦が50人も亡くなるような事態になっているのか。

   厚労省の地域医療計画課では4月18日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。

「それは、分娩の中では、予期しない出血や羊水塞栓などが起きるということです。一瞬のうちに心停止が起きることもあります。日本は、世界で一番妊産婦を助けられる国だと思っていますが、不確実性の部分が出て来ます」

   ただ、病院側の不手際が原因とみられるケースも報じられている。愛媛県今治市内の産婦人科医院では、3年間で2人が大量出血などで死亡していたことが分かり、日本産婦人科医会が16年12月に血圧管理などで不十分な点があったとして指導を行っている。厚労省も、「病院間の連携をしっかり取るようにするなど、妊産婦の死亡を減らす努力は必要」だとしている。

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