「O型は運動能力に優れている」10年後は...
現代につながる血液型の性格判断は1973年、古川教授の研究を基にした「血液型人間学」という本の発売がきっかけとなった。「血液型占い」と呼ばれ、一大ブームを起こしたのだ。
だが現在に至るまで、その内容に科学的な根拠は一切ない。一つの例として、番組はこんなエピソードを紹介した。1994年に発売された血液型に関する本では、当時のプロ野球選手にO型が多かったため、「O型は運動能力に優れている」とした。ところが2004年になると、プロ野球選手の血液型で多かったのはO型ではなくB型だった。