2024年 5月 7日 (火)

蓮舫代表、戸籍公開へ 「二重国籍」問題の党内不満へ配慮か

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16年10月には「(日本国籍の)選択宣言をした」と説明

   蓮舫代表の「二重国籍」問題は、16年9月の民進党代表選の際にあらためて注目を集めた。従来は、17歳の時に日本国籍を取得し、台湾籍を抜く作業をしたと説明していた。しかし、9月13日の会見で、指摘を受け調べたところ、台湾籍が残っていたとの連絡を受けたと公表。10月15日には記者団に対し、台湾籍の離脱を証明する書類が届き、日本の役所に出したが受理されず、「(日本国籍の)選択宣言をした」と説明した。国籍法上は、22歳までに国籍選択を行う義務がある。

   また、関係資料の公開に関しては、日米の二重国籍だった自民党の小野田紀美・参院議員と蓮舫代表の対応の差もクローズアップされた。小野田氏は17年5月、米国の国籍喪失証明書が届いたとして、写真付きでフェイスブック(FB)に載せるなど、複数回にわたり資料公開を行った。一方、蓮舫代表は5月25日、小野田氏の取り組みを受けて報道陣から「同様の公開をする気はないか」との趣旨の質問を受けたが、「(公開する考えは)ないです」と答えていた。

   今後、蓮舫氏が資料を公開したとして、それで求心力が回復するのかどうかは未知数だ。10か月近くも問題の解決を先送りし、都議選で自民党が大敗する中、議席を増やすどころか減らしてしまった現状への不満の声は、すぐには収まりそうにない。

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