2024年 4月 26日 (金)

次世代ガソリンエンジンで勝負 マツダの勝算とは

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   マツダが、現行より燃費を2~3割改善させた次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」を2019年に投入する。17年8月8日、発表した。欧米や中国で環境規制が強まる中、世界の自動車メーカーは、電気自動車(EV)を中心とした次世代カーの開発にしのぎを削っているが、当面はガソリンやディーゼルなどのエンジン(内燃機関)が、動力の主役であることに変わりはない。マツダは従来型エンジンの燃費性能を極限まで高める一方、EV開発についてはトヨタ自動車と協業することで生き残りを図る考えだ。

   マツダが8日、東京都内で開催した技術開発の長期ビジョンの説明会。「サステイナブル『Zoom-Zoom』宣言2030」と名付けた長期ビジョンの中で、「企業平均CO2排出量を、2050年までに2010年比90%削減することを視野に、2030年までに50%削減を目標とする」と掲げた。

  • SKYACTIV-X(画像はマツダの公式ブログより)
    SKYACTIV-X(画像はマツダの公式ブログより)
  • SKYACTIV-X(画像はマツダの公式ブログより)

スカイアクティブの第2世代

   実現への具体的な手段の一つが「スカイアクティブ・エックス」だ。燃料のガソリンを点火ではなく圧縮によって燃やす独自技術を用いることで燃費を大幅に改善でき、アクセル操作時の応答性なども高まるという。小飼雅道社長は記者会見で「燃費はガソリンエンジンとして世界一」と力を込めた。

   スカイアクティブは、現在のマツダを象徴する環境技術だ。2008年のリーマン・ショック後、マツダの経営は一時厳しくなったが、11年にスカイアクティブを投入すると状況は変わった。12年のCX-5、14年のデミオ、15年のロードスターと、搭載車が立て続けに「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、復活を印象づけた。「スカイアクティブ・エックス」はスカイアクティブの第2世代という位置づけだけに、経営陣のアピールにも自然と力が入る。

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