2024年 4月 27日 (土)

北朝鮮からの「贈り物」の正体 9月9日「建国記念日」に起こるコト

   北朝鮮の建国記念日を2017年9月9日に控え、北朝鮮の「次の一手」に世界中の警戒の目が集まっている。16年の建国記念日は、北朝鮮は5回目の核実験を実施。17年9月3日に6回目の核実験を強行したばかりで、直後に行われた国際会議で、北朝鮮の大使は「米国は北朝鮮からさらに多くの『贈り物』を受け取ることになる」と挑発している。

   韓国では、3回目の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射が強行され、アラスカに届きうる長距離を飛行する可能性や、7回目の核実験を行ったりする可能性が指摘されている。

  • 大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の3回目の発射はあるのか(写真は朝鮮中央テレビから)
    大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の3回目の発射はあるのか(写真は朝鮮中央テレビから)
  • 大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の3回目の発射はあるのか(写真は朝鮮中央テレビから)

「あまり気に入らないと思うが...」

   北朝鮮は米国の独立記念日にあたる7月4日、ICBM「火星14」型を発射。朝鮮中央通信によると、金正恩氏は発射後に幹部や科学者、技術者を前に

「『独立記念日』に我々から受ける『贈り物』は、あまり気に入らないと思うが、これからも退屈しないように大小の『贈り物』をヤンキーに頻繁に送ってやろう」

と笑顔で語った。これを念頭に置いたのか、9月3日の6回目の核実験の直後、9月5日にスイスのジュネーブで行われた国連の軍縮会議で、北朝鮮の韓大成(ハン・デソン)大使が

「最近の北朝鮮による自衛行動は米国に向けての『贈り物』にほかならない。米国は、北朝鮮に圧力をかけようと無謀な挑発や無駄な試みをあてにするのであれば、北朝鮮から、さらに多く贈り物を受け取ることになるだろう」

と主張。ミサイル発射や核実験を続けることを示唆していた。

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