2018年 8月 18日 (土)

子どもの急な発熱、あわてないで けいれんしたらスマホで動画撮影を

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【すくすく子育て】(Eテレ)2017年10月21日放送
「赤ちゃんの発熱」

   子どもが熱を出すと、あわててしまう親は少なくないだろう。特に夜間や休日だと、救急外来に行くべきか、救急車を呼んでもよいものか...などと迷うことも。

   番組では、子どもの発熱について、日本外来小児科学会の山本淳理事と東京女子医科大学看護学部の日沼千尋学部長が、様々な疑問に答えた。

発熱初日は診断が難しい場合も

   発熱で受診する目安は、月齢によって異なる。

   38度以上の熱が出た場合、0~3か月なら、機嫌がよく食欲があっても24時間以内に受診する。特に1か月未満の発熱は緊急度が高い。

   4~5か月では、機嫌や食欲に問題がなければ急がなくてもよいが、夜間の発熱なら翌日には受診を。6か月以降は、機嫌、食欲に問題なければ自宅で様子を見てもよい。

   月齢が大きくなってもすぐ受診すべき状態は以下の通り。

(1) 食欲がなく、水分がとれない
(2) 下痢、おう吐、せきなど、症状が激しい
(3) 機嫌が悪く、ぐったりする
(4) けいれんがある
(5) 呼吸がおかしい

   こうした症状がみられたら急いで受診しよう。

   熱が長引くと心配になるが、一般的に発熱すると、2~3日目も夕方には高熱になる場合が多い。早く受診すれば早く熱も下がるが、発熱直後は他の症状がなければ診断が難しいので、特に初日は様子見するとよい。高熱が3日以上続いたり、日が経つにつれどんどん上がったりしたら受診を。

解熱剤を使わず体力消耗したら意味ない

   自宅でのケアは、熱が上がっている最中は、手足が冷たく悪寒があるので、毛布などで体を温める。上がりきって体が熱くなったら、室温を下げ薄着にして体を冷やす。わきの下、首、足の付け根を冷やすと効果的だ。水やお茶、赤ちゃん用イオン飲料などで水分補給も忘れずに。

   額に貼る冷却シートは、目を離したすきにはがして口に入れるケースもあるので要注意だ。

   解熱剤を処方されても、使うべきタイミングがわからずなかなか使えない人は多いだろう。

山本氏「解熱剤は病気を治す薬ではない。本人が熱のせいで辛い、痛いという雰囲気があれば使うとよい。38度5分以上で使うようにといわれているが、39度でもケロッとしていれば使わなくてよいし、38度4分でも辛そうなら使えばよい」

   熱を下げると、ウイルスや細菌と戦えないというイメージもあるが、

山本氏「熱は免疫反応の一つなので体温を上げて戦いやすくなっている部分もあるが、熱のせいで体力が消耗してしまったら元も子もない。それを防ぐために解熱剤を上手に使って」
日沼氏「夕方から夜に熱が上がるので、上がりきった時に解熱剤を使って、元気な間にお風呂に入れたり食事を摂(と)ったり遊んだりして寝かしつけると生活のリズムが整う。それで体力がつき、回復力も強くなる。解熱剤は生活を楽にするために使うとよい」

けいれんで救急車を呼ぶ目安は

   急に体温が上がると、「熱性けいれん」を起こす場合がある。対処法は以下の通り。

   ・顔を横向きにして静かに寝かせ、服をゆるめる

   ・けいれんが何分続いているか、時間をはかる

   ・体のどの部分から始まったか、左右差はあるかなど観察する

   ・口にものを入れたり、ゆすったりしない

   ・落ち着いたら体温を測る

   おさまったらすぐに病院へ。動画を撮影しておくと診察の時役立つ。5~10分以上続く場合は救急車を呼ぼう。

   けいれんしている子どもの姿を目にすると、親はあわてるものだ。普段から対処法をシミュレーションしておこう。

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