ファーウェイ「AIスマホ」でiPhone追撃 画像1億枚を学習しプロが撮影したような写真がウリ

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   中国の華為技術(ファーウェイ)はスマートフォン(スマホ)の最新機種として「AIスマホ」を開発、日本で発売する。

   計算能力が従来の25倍、事前に画像を1億枚以上も学習したうえで最適な撮影設定ができる能力をもつ。日本市場で圧倒的な存在感を誇る米アップルの「iPhone」追撃をはかる。

  • 新製品を手にするファーウェイの呉波氏(中央)。フリーアナウンサーの青木裕子さん(左)、モデルのマギーさん(右)と共に
    新製品を手にするファーウェイの呉波氏(中央)。フリーアナウンサーの青木裕子さん(左)、モデルのマギーさん(右)と共に
  • マギーさんが自撮りしたという写真が公開された
    マギーさんが自撮りしたという写真が公開された

「世界初」AIの演算に特化したプロセッサー

   ファーウェイジャパンが2017年11月28日の記者発表会で、旗艦モデルとして発表した「Mate 10 Pro」の最大の特徴は、AIを内蔵した独自開発のプロセッサーだ。「NPU」(ニューラル・プロセッシング・ユニット)と名付けられた、「世界で初めてAIの演算に特化したプロセッサー」で、同社の1世代前のものと比べて、CPU(中央演算処理装置)の電力効率が20%、画像処理を受け持つ処理装置「GPU」ではパフォーマンスが20%、電力効率が50%、いずれもアップした。これは、従来よりも反応速度が増して長時間端末を使えることを意味する。またNPUの計算能力は、CPUで計算したときと比べて、パフォーマンスは25倍、電力効率は50倍だという。

   AIはカメラ機能での画像識別にも力を発揮する。あらかじめ1億枚以上の画像をAIに学習させており、被写体を正確に認識し、最適な撮影設定を自動的に行う。具体的には「建物」「ビーチ」「夜景」など13種類の被写体やシーンを識別できる。会見中、犬のぬいぐるみと花が用意されて撮影デモが行われた。端末を被写体に向けると、「犬」「花」のマークがディスプレーに表示された。被写体を正しく認識した証拠だ。

   発表会に招かれた写真家の久高将也氏は、実際に「Mate 10 Pro」で撮影し、「驚きしかなかった」と述べた。同じ景色を「AIなしカメラ」で撮影した場合との比較では、通常なら露出などを細かく調整しなければならない状況でも、画角を決めてシャッターを押すだけで高品質の写真が撮れると感心していた。

   ゲストとして登場したモデルのマギーさんは、同機を使っての自撮り写真を公開。背景の「ぼけ」や光の加減など「プロのカメラマンが撮ったみたいにきれいで、感動しました」と喜んでいた。

今もiPhoneがトップランナーの日本

   この日登壇したファーウェイのデバイス・プレジデント、呉波氏は、日本市場でのスマホ全体のメーカー別シェアが、2017年1~10月は8.31%となり、前年同期の5.48%から拡大したと説明した。国内では第4位となる。

   一方で、日本ではiPhoneが今もトップランナーなのも事実だ。呉氏は17年8月3日、J-CASTニュースのインタビューでiPhoneについて「日本では絶対的な地位にあると感じます」と危機感を明かしていた。アップルは今年、「iPhone 8」「iPhone X」を相次いで投入し、攻勢をかけている。「AIスマホ」を武器に、ファーウェイはアップルの牙城をどこまで崩せるか。

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