2019年 1月 18日 (金)

あれ?大砂嵐の調査は「捜査後」だって 相撲協会に「貴乃花の時と随分違うな」

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   エジプト出身の十両・大砂嵐が無免許運転中に追突事故を起こした疑いに関し、日本相撲協会の対応に疑問が投げかけられた。

   協会は「警察の捜査終了後」に危機管理委員会が調査し、処分を検討すると明かした。だが協会は、先の元横綱・日馬富士による暴行事件で「警察の捜査終了後に協会の聴取に応じる」姿勢だった貴乃花親方を非難し、捜査終了前の調査協力を何度も求めた経緯がある。インターネット上では「ダブルスタンダード」ではないかとの声があがった。

  • 十両・大砂嵐(画像は日本相撲協会の公式ウェブサイトから)
    十両・大砂嵐(画像は日本相撲協会の公式ウェブサイトから)

正月に長野県内で追突事故

   2018年1月22日の複数の報道によると、長野県警は大砂嵐を道路交通法違反(無免許運転)の疑いで書類送検する方針を固めている。3日に長野県内で運転中、追突事故を起こしたとされる。

   大砂嵐は所属する大嶽部屋の大嶽親方に事故の報告をしていなかったという。21日に協会の聴取を受けた際は「妻が運転していた」と疑いを否定していた。だが22日の報道によると、県警の聴取には「自分が運転していた」と認めている。

   そうした中、春日野広報部長は22日、「大砂嵐の主張は警察しか知らない」として、県警の捜査終了後に協会の危機管理委員会が本格調査し、大砂嵐の処分を検討すると明らかにした。

   この協会の方針が報道されると、インターネット上では元日馬富士の暴行事件の時と比較して疑問の声が出ることになった。

   暴行が明るみに出た17年11月、鳥取県警が捜査を進める一方で、協会も危機管理委員会による調査に乗り出した。被害者である貴ノ岩の師匠で当時巡業部長だった貴乃花親方は、事件発生直後の同10月下旬に被害届を鳥取県警に提出しており、当局の捜査が終わってから協会の調査に協力するという姿勢をとり続けた。

   しかし協会は当時、貴乃花親方のこうした姿勢や、協会への報告義務を怠ったことを問題視。同年12月、「理事降格」処分の決議を下し、年始の臨時評議員会で承認された。

「対応が随分違うんじゃないの」

   こうした経緯を念頭に置いているとみられるユーザーはツイッターやネット掲示板で、

「あら?大砂嵐の処分~相撲協会は『警察の処分を待って~』 日馬富士の時、貴乃花親方が言ってたのに待ってなかったんじゃ」
「貴ノ岩、貴乃花親方の時と、対応が随分違うんじゃないの~? 捜査終わるまで待てたよね!?」
「ならば、日馬富士暴行事件も捜査終了後でよかったろ。相撲協会のダブルスタンダードの表れ」
「協会の調査に応じないから降格させた貴乃花の処分も取り消すの?」
「貴乃花はそれやって処分されたんだよな」

といった声を続々とあげている。

   日馬富士事件でも発言を続けていた落語家・立川志らくさんは、23日放送の「ひるおび!」(TBS系)で、まず大砂嵐について「なんでそんな、ばれるような嘘を。素直に『私が運転していました』と言って。自分で自分の首を絞めてしまいましたよね。こんな時期に」と落胆した。その上で、

「それから相撲協会の対応も『警察の捜査が終わってから』どうのこうのと。貴乃花親方の時と違うじゃねえかという、そんな気もするしね」

と首を傾げていた。

   ただ、ネット掲示板では「複数の第三者の証言があって、加害者本人が認めてたから法的判断を待つ必要がない。大砂嵐の場合は第三者証言が無くて、本人が認めてないから、法的判断を待たなきゃならんな」と協会側に理解を示す声も出ている。

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