2018年 10月 23日 (火)

通勤電車にBGM、日比谷線でテスト導入 「痴漢撲滅にいい」「余計なお世話」とネットで賛否両論

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   「列車内を快適な空間に」と、東京メトロは国内で初めて通勤電車の車内にBGM放送を流す。2018年1月29日から、日比谷線の中目黒~北千住間で試験運行する。

   BGMは通勤ラッシュの時間帯を避けて、10時半~13時半の昼の時間帯に流すが、この試みにインターネットでは早くも賛否両論が巻き起こっている。

  • BGM機能を搭載している日比谷線の13000系(東京メトロ提供)
    BGM機能を搭載している日比谷線の13000系(東京メトロ提供)

ハプニングでBGMを流した時は大好評だったが......

   BGM放送を流すのは、日比谷線の新型車両13000系の列車。13000系車両は2016年12月に導入されたが、将来のイベント利用を考え、車内のスピーカーに高音質のステレオ放送システムを搭載している。

   今回、初めてその機能を発揮するわけだが、東京メトロ広報部の担当者はJ‐CASTニュース編集部の取材に、「癒しを提供して、お客様へのサービスの向上を図るのが目的です」と語った。

   さすがに朝7時~9時のラッシュ時のBGM放送は、「影響が大きすぎるので、たとえ試験運行で利用者の評判がよくても考えてはおりません」とのことだ。

   BGMで流す曲は、クラシック音楽がドビッシーの「月の光」、ショパンの「ノクターン」、メンデルスゾーンの「春の歌」の3曲。いずれも有名な名曲ばかり。ヒーリング音楽が、日本の環境音楽の第一人者Mitsuhiro(永野光浩)作曲の「朝空を開いて」「そよぐ緑」「陽を浴びて」の3曲だ。

   とはいえ、この大胆な試みに、利用者の反発は心配していないのか――。担当者は意外な事実を打ち明けた。

「じつは2017年7月、間違ってクラシック音楽を電車内に流したハプニングがあったのです。その時は、『よかった』という声が圧倒的に多く、『やめてくれ』という声はほとんどなかったですね」

   7月24日16時半ごろ、日比谷線の北千住~広尾間で約40分間にわたってチャイコフスキーの「花のワルツ」が全車両に流れた。後で、車内放送が通常の運行設定ではなく、イベント設定のまま車庫を出て発車したためとわかったが、車庫では作業員が音楽を聞きながら仕事をしていたようだ。

   J‐CASTニュース編集部が当時の投稿サイトで車内の様子を映した動画をチェックすると、かなりの大音量でBGMが流れている。しかし、車内がすいていたこともあってか、確かに

「ディズニーに行く気分」
「AVじゃなくてよかった」
「痴漢撲滅にいいかも」

と好意的な投稿が目立った。

「面白い! ロック専用車両も作ってくれ」

   ネット上では早くも賛否両論で炎上ぎみ。賛成派は――。

「面白い。気持ちが落ち着く。将来的には『ロック専用車両』とか『トランス専用車両』とか作ったら」
「いいね。快活マーチやラプソディーもいいと思う。昔はエレベーター内にもBMGを流したが、今はない。皆押し殺したような沈黙状態だから居心地が悪い」
「いい試みだ。リラックスして痴漢や車内トラブルが減る」
「車掌がDJやってほしいね」

といった具合。

   一方の反対派は――。

「よけいなことをするな。俺は純粋に電車の音だけを聞きたい」
「好きな音楽を聞いている人にはノイズでしかない」
「シャカシャカ音にも怒る奴がいるのに、騒ぎを大きくするつもりか」

   そして、こんな声もいくつかあった。

「クラシックか。寝過ごしたら東京メトロ、補償してくれるのか」
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