2024年 5月 1日 (水)

2ちゃんねる用語「20年目」の今 消えた「逝ってよし」「オマエモナー」、定着した「神」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

ネットと現実の言葉に差がなくなった

   ITジャーナリストの井上トシユキさんは、

「『2典』が書籍化された2002年は、ブロードバンド接続の普及により、インターネットが一部のアーリーアダプターやオタクから、一般へと広がってきた時期です。当時は、新たにネットを始めた人に、ネット用語を教えないとコミュニケーションさえ取れなかった」

と、2典の存在意義を説明する。

   しかし、ネットが当たり前となり、「デジタルネイティブ」という言葉さえ陳腐化した今では、そんな事情は大きく変わった。

「かつてはネットには独特の言い回しがあり、それが一般社会にも時間差で伝播する、という構図がありました。しかし今では、現実とネットの言葉にほとんど差がありませんね。ネットで流行った言葉があっても、即現実に波及しますし、逆もそうです。LINEなどから広まった『マジ卍』も、ほとんど同時に街中で使われるようになりました」

   2ちゃんねる用語はまさに、「ネット」と「現実」の距離があった時代ならではの産物だったというわけである。

1 2 3
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中