2024年 5月 4日 (土)

壊れてしまうのか、TOKIOと福島の絆 国分さん涙の訴えも...「起用は白紙」に

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福島のCMは「ノーギャラ」だった

   福島県は2012年から、農産物の安全性をPRするポスターやテレビCMにTOKIOを起用してきた。しかも、出演料は「ノーギャラ」だった。CM制作者の箭内(やない)道彦氏が15年のイベントで明かしていた。

   このとき箭内氏は、なぜTOKIOにノーギャラで出演してくれるのかを尋ねたところ、彼らからは、

「恩返しがしたいんです」
「もうしてくれなくていいよって断られるまで続けます」

との言葉をかけられた、とも語っていた。その後、県はこうしたグループの思いに応える形で、16年にTOKIOへ感謝状を贈呈している。

   こうした福島への思いは、山口さんも同じだった。原発事故から約4か月後の11年7月には、「復興へのきっかけとして、どうしても行きたかった」と浪江町にあるDASH村を訪問。14年6月の福島県でのイベントでは、

「TOKIOといえば福島と言っても過言でない。まずは福島の野菜を手に取って、おいしいと感じたら福島に足を運んでほしい」

との思いも語っていた。

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