2019年 6月 17日 (月)

中国デジタル消費の主役「シルバーエイジ」 2030年に6億人の大市場

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   私の知り合いで、そろそろ90歳になる劉おばあさんは、このごろ一日数時間、中国版のLINEといわれる微信(WeChat)を見ている。アメリカへ移民した孫と連絡したり、80歳を超えた妹さんから送信してきた記事を見たりして、一日中、忙しい。

   文字を入力することは煩雑と感じるが、携帯電話に話しかけて、自動的に音声を文字に変換される。ネット上のショッピングサイトである京東(JD)や淘宝(タオバオ)で買い物もするが、内容などを60歳ぐらいの娘に見てもらい、確認してから娘が支払う。

   中国のシルバーエイジは今、軽視できないデジタル化消費勢力になっている。

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世界で最大のシルバーエイジ市場

   コンサルティング会社のアクセンチュア(Accenture)が2018年5月29日に発表した研究レポート「新消費、新勢力」から、次の点が明らかになった。中国国民の可処分所得の上昇とデジタル化によって、中国のデジタル分野での消費者の世代間格差を縮小しつつある。つまり、デジタル消費はもはや若年層に専属するものではなく、年長者にも無縁のものではなくなっている。

   年齢から言えば、「00後(2000~09年生まれ)」とされる世代がまもなく消費市場に入ってきて新たな消費パワーとなり、「95後(95~99年生まれ)」世代は既に消費の中堅になっている。肉体労働者の場合、50歳前後で定年退職するので、「70後(1970年代生まれ)」世代も次第に「シルバーエイジ」と思われるようになっている。

   調査研究から、現在、シルバーエイジの半数以上がネットショッピングの経験があることが明らかになっている。しかも、2030年になると、中国の51~80歳の人口は6億を上回り、米国の総人口の2倍に近づき、世界で最大のシルバーエイジ市場を形成すると予想されている。その時の彼らはデジタルライフにすっかり慣れ親しんでおり、そのデジタル消費は今日のシルバーエイジ消費をはるかに上回るだろう。

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