2019年 7月 21日 (日)

仁徳天皇陵?大山古墳?メディアも混乱 考古学者に見解を聞いてみた

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   宮内庁が大阪府堺市にある国内最大の前方後円墳について、地元自治体と初の共同調査を始めると発表した。この古墳について、各メディアはネット版の見出しで「仁徳天皇陵」「仁徳陵」などと報じている。一方、本文では「大山(だいせん)古墳」と併記する。

   一方、こうした見出しを目にして、学校で「大仙古墳(伝・仁徳天皇陵)」と習ったとして、ツイッターで違和感を示す人も相次いだ。「せん」の文字が「山」でなく「仙」になっている人も多い。教科書での記述の変遷を指摘する声もあり、ちょっとした混乱状態だ。どういう表記が標準的と言えるのか、J-CASTニュースが考古学者に意見を聞いた。

  • 堺市サイトの関係ページでは「仁徳天皇陵古墳」の記載が(画像は同市公式サイトより)
    堺市サイトの関係ページでは「仁徳天皇陵古墳」の記載が(画像は同市公式サイトより)

同じ社でもバラつきが

   共同調査は、宮内庁と堺市が2018年10月15日、発表した。堺市発表のリリースによると、「仁徳天皇百舌鳥耳原中陵(大山古墳)」の保全管理のために行う。宮内庁が管理する歴代天皇や皇族の陵墓の発掘で、外部機関が参加するのは初めてとなる。

   このニュースを報じるメディア(断りがない場合はネット版、15~16日配信)の見出し部分の古墳表記を確認すると、「仁徳陵」(読売、日経、産経)、「仁徳陵古墳」(朝日)、「仁徳天皇陵」(NHK、毎日、共同)などとなっていた。テレビ朝日は、通常記事版では「仁徳天皇陵」となっていたが、「報道ステーション」用記事版では「『仁徳天皇陵』の大山古墳」と、「大山古墳」の文字が登場していた。

   もっとも、テレ朝以外にも同一社が複数の記事を配信し、それぞれ異なる表記を見出しに使っているケースもあった。また、たとえば毎日新聞(紙版)では、東京最終版で「仁徳天皇陵」、大阪最終版で「大山古墳」と、発行エリアによって見出し表記が異なっていた。

   本文ではどうか。「大山古墳(仁徳天皇陵)」(読売、毎日)、「大山古墳(仁徳陵古墳)」(朝日)、「仁徳天皇陵として(宮内庁が)管理する大山古墳」(共同、時事)、「『仁徳天皇陵』として管理している大阪堺市<編注:原文ママ>の国内最大の前方後円墳」(NHK、記事中に「大山古墳」記載は出てこず)などとなっている。

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