メイウェザー「RIZIN参戦」の理由 日本市場と「ビジネス」の関係

「カジノの世界にどんどん進んでいってビジネスを展開したい」

   今年9月に来日したメイウェザーは、都内で会見を行い、ボクシングの協栄ジム、芸能事務所LIBELAとで、共同で新会社「TMT（The Money Team）Tokyo」を設立したことを発表。ボクシングをはじめとし、日本において幅広くビジネス展開することを明かした。

   その中でも最も力を入れているのがカジノビジネスだ。今年7月の国会で「特定複合観光施設区域整備法（IR法）」が成立し、日本でも新規ビジネスとして注目されるカジノについてメイウェザーは会見の席で「カジノの世界にどんどん進んでいってビジネスを展開したい」と意欲を見せていた。

   試合形式など様々な問題点はあるものの、いまだ無敗のボクシング界のレジェンドと、キックボクシングの神童との大みそか決戦は日本中の注目を集めるのは必至。この舞台で日本の格闘ファン以外にも顔と名前を売ることが出来れば、今後のビジネス展開もスムーズに展開できるだろう。

   常に金持ちをアピールし、「Money」（マネー）の愛称を持つメイウェザーは、目先のファイトマネーよりもビッグビジネスを睨んでいるのかもしれない。