2019年 4月 21日 (日)

「右翼グループはKBSに出さないで」 日韓ユニット「IZ*ONE」めぐり韓国大統領府サイトが紛糾

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   日韓合同ユニット「IZ*ONE(アイズワン)」をめぐり、韓国大統領府(青瓦台)のウェブサイトで空中戦が展開されている。

   IZ*ONEは日韓で放送されたオーディション番組「PRODUCE(プロデュース)48」合格者12人で構成されており、日本人はHKT48の宮脇咲良さん(20)と矢吹奈子さん(17)、AKB48の本田仁美さん(17)の3人が参加している。

  • 韓国大統領府(青瓦台)のウェブサイトに寄せられた請願。4万5000件の賛同が寄せられたが、青瓦台が回答の対象にする20万件には及ばなかった
    韓国大統領府(青瓦台)のウェブサイトに寄せられた請願。4万5000件の賛同が寄せられたが、青瓦台が回答の対象にする20万件には及ばなかった

30日以内に20万件以上の賛同あれば青瓦台が回答

   青瓦台ウェブサイトでは、韓国国民からの「請願」を受け付けているが、その中にはIZ*ONEを公共放送のKBSに出演させるべきではない、と主張するものがあり、4万5000件以上の賛同が集まった。そうかと思えば、「アイズワンの活動を阻止しないでください」という逆の請願も出されている。

   この請願コーナーには荒唐無稽な書き込みも多いとして問題になっており、IZ*ONEも、そのひとつとして引き合いに出された形だ。

   青瓦台の「請願」では、30日以内に20万件以上の賛同があったものについて、青瓦台側が何らかの回答をすることになっている。例えば10月4日に書き込まれた請願には、25万件以上の賛同が集まった。この請願は、性的暴行の被害を受けたという女性が投稿。加害者に損害賠償を求めて提訴したところ、判決文に被害者の自宅住所などが記載されて加害者にも伝わってしまったため、民事裁判でも被害者の個人情報の保護を求める内容だ。

   11月15日には請願に回答する動画が投稿され、その中で法務秘書官が

「法務省も、加害者には匿名判決を出すなど、改善案を用意すべく続けて議論している。より洗練された立法議論が必要」

などと話した。

1か月で4万5000件以上賛同の声

   波紋を広げたIZ*ONEに関する請願が投稿されたのは10月28日。「日本の右翼グループアイズワンの公営放送出演を禁止してください」という内容だ。それによると、AKB48は「日本の右翼活動に積極的なグループ」で、その中には「右翼関連コンサートなどに参加した前歴があるメンバーがいる」と主張。この主張の根拠は不明だが、

「その理由だけで、個人の私的な営利活動を妨げることは問題があると思うが、KBSに出演するのはちょっと違うと思う」

として、広告収入だけではなく受信料収入でも運営されているKBSには出演させるべきではないと主張した。11月27日までに4万5000件以上の賛同が寄せられたが、青瓦台が回答の対象にする20万件には遠く及ばなかった。

「KBS出演賛成」「活動を阻止しないてください」の声も

   一方で、

「アイズワンのKBS出演賛成」
「アイズワンの活動を阻止しないてください」
「アイズワンの活動に害を加えようとする請願者を処罰してください」

といった声も乱立。IZ*ONEの番組の続編制作を求めるものや、

「宮脇咲良にセクハラをするユーザーを処罰してください」

といったものもあるが、いずれも賛同の数は2桁程度にとどまっている。

   この請願コーナーでは、18年9月には「防弾少年団(BTS)を強制解散してほしい」という投稿の直後に「解散しないでほしい」という声も出て、ファン同士の応酬が展開されたこともある。そういったこともあり、

「趣旨から外れるでたらめな投稿も少なくない」(中央日報)

として韓国メディアでも問題視されている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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