「これはいい取り組み」「全国展開をお願いします」――。セブンイレブン百万遍店(京都市)で導入した注文方法が、インターネット上で注目を集めている。レジ横で販売しているホットスナックや中華まんは、店員に声をかけて注文するのが一般的だが、「札(ふだ)」で購入できるようにした。メニュー名が書かれた札仕組みはこうだ。レジ前の棚に、アメリカンドックやからあげ棒、肉まんなどメニュー名が書かれた札が置いてある。客はそれをレジに持参して注文する。あるツイッターユーザーが2019年1月6日、棚が写った店内写真を投稿したところ、1万3000以上(8日時点)の「いいね」を集めた。「外国人店員だとまだ聞き取り慣れてない人とかいるし、お互いミスがなくていい」「滑舌が悪くて時間によってはガサガサの声しか出ない私には有難いシステム」などと好意的な反応も多く寄せられている。セブンイレブンの広報担当者は9日、J-CASTニュースの取材に「商品をスムーズにご注文いただく工夫」と導入の狙いを明かす。百万遍店ではレジが混む時間帯の接客効率に課題があり、オーナー独自で取り組んだという。ネット上では他店舗での導入を要望する声も多いが、担当者は「こうした声は参考にさせていただく」とするも、現時点では考えていないという。(J-CASTニュース編集部 谷本陵)
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