2024年 4月 27日 (土)

板倉滉マンC移籍に懸念も 横行する「青田買い」と「レンタル生活」

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「伸び悩んでるのばかりだから不安」

   欧州では近年、若手のうちに安く獲得しては他クラブへとレンタルに出して様子を見る、という「青田買い」の流れが常態化しつつある。実力と経験を兼ね備えた名選手を獲得しようとすると、日本円にして数十億~100億円レベルの莫大な移籍金が必要となってきたことも背景にある。

   安易な青田買いに歯止めをかけようと、18年9月には、FIFA(国際サッカー連盟)がレンタル移籍での放出を各クラブ6人までに制限しようとしていることを、英BBCやスカイスポーツが報じていた。多いところでは、チェルシー(イングランド)が当時約40人もの選手をレンタル移籍に出していたとも報じた。

   こうした点からは、そもそも英国の就労ビザが取得できるまでイングランドでプレーできないという事情があるにせよ、マンCの板倉獲得がそれだけで即戦力の評価をしているわけでもなければ、自クラブ内で育成する意向があるかも不透明。このような事情を感じ取っているサッカーファンからは、インターネット掲示板で

「こういう形で移籍したの伸び悩んでるのばかりだから不安」
「ビッグクラブが獲得→レンタルでたらい回し このやり方嫌いだわ」
「とりあえず、リストアップして声かけてみたって感じでしょ。まず保有権だけ確保しといて、大化けしたらラッキーみたいな」

などと冷めた声も散見される。

   もちろん期待する声もある。日本代表のDFでは近年、サウサンプトン(イングランド)の吉田麻也、マルセイユ(フランス)の酒井宏樹、元インテル(イタリア)で現ガラタサライ(トルコ)の長友佑都らに加え、板倉と同じ東京五輪世代でA代表に招集されているシント・トロイデン(ベルギー)の冨安健洋なども、主力として躍動。板倉についてインターネット上では、

「試合コンスタントに出られれば堂安との連携の面でも代表も狙えるしいいんじゃないか」
「Jにいるよりはフローニンゲン行った方が良いと思うが。上に行くためにはいい機会だろう」

と、新天地での活躍とステップアップを願うファンが数多い。サッカージャーナリストの河治良幸氏もツイッターで15日、「フローニンゲンで活躍したら仮にシティが戻さなかったとしても欧州で活躍の場が広がります」との展望を示していた。

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