2019年 12月 6日 (金)

「死にたいなら1人で死ぬべき」論争が拡大 「正論」VS「非難控えるべき」著名人も参戦

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   小学生らに刃物で切りつけ、犯行直後に容疑者が自殺した事件をうけ、「死にたいなら1人で死ぬべき」といった批判は控えるべきか、否か――。

   神奈川県川崎市で起きた19人死傷事件をめぐり、著名人も巻き込んでこんな議論が巻き起こっている。

  • 川崎殺傷事件をうけ、論争が起きている(発生現場写真。いーれヴぉ@e_revo01さん提供)
    川崎殺傷事件をうけ、論争が起きている(発生現場写真。いーれヴぉ@e_revo01さん提供)

立川志らく「なんで子供の弱い、そういうところに飛び込んでくるんだ」

   事件発生は2019年5月28日朝。この日の情報番組「ひるおび!」(TBS系)で、落語家の立川志らくさんは、容疑者が自身の首を刺して、ほどなく死亡したことを受け、

「死にたいなら1人で死んでくれよって。(略)なんで子供の弱い、そういうところに飛び込んでくるんだ」

と怒りを露わにした。

   一方、同じ日の午後早い段階で、「川崎殺傷事件 『死にたいなら一人で死ぬべき』という非難は控えてほしい」というタイトルで、「Yahoo!ニュース 個人」に投稿があった。生活困窮者を支援しているNPOほっとプラス代表理事の藤田孝典・聖学院大学人間福祉学部客員准教授が書いたものだ。

   この双方の論点に対してはそれぞれ、ネット上に賛否の意見が次々と寄せられ、著名人も参戦した。

   藤田さん投稿に触れつつ反論をツイッターで展開したのは、文筆家の古谷経衡さん。28日のツイートで、

「この人の意見に私は絶対反対です。『死にたいのなら一人で死ぬべき』は正論です。かけがえのない女児と男性の命を奪う事はいかなる理屈でも正当化できない。あと文章が短すぎ」

と指摘した。また、ロックバンドTHE虎舞竜の高橋ジョージさんも29日のツイッターで、

「(略)『勝手に一人で死ねば』の前には『人を巻き込むくらいなら』が入るのです。非難されて当然です」

と反論した。

   一方、ジャーナリストの江川紹子さんは29日、「『1人で死ね』ではなく~川崎19人殺傷事件で当事者でない1人として言えることできること」のタイトルで、「Yahoo!ニュース 個人」に記事を寄せた。藤田さん投稿に触れつつ、

「私もまた、当事者ではない1人として、この問題について言えることできることを探したいと思う。そこで、慌てて書いたためだろう、いささか言葉足らずな藤田稿を私なりに補う意味もあって、本稿を書いている」

と立ち位置を説明している。

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