2019年 7月 17日 (水)

ラグビー界のレジェンド3人が語るW杯 日本代表はいかに戦うべきか?

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「陣形」が整っているか否か?

   近年のラグビーでは「ストラクチャー」「アンストラクチャー」という言葉が頻繁に飛び交う。簡単に言うと、

・ストラクチャー=「陣形」が整った状態。スクラムやラインアウトといった「セットプレー」からの攻撃や守備は、味方も相手も「陣形」ができている状況
・アンストラクチャー=「陣形」が整っていない状態。味方、相手のキック合戦となった場合、カウンターアタックを仕掛ける(仕掛けられる)ことも多くなる

   要は「形」が「ある」か「ない」か、ということを表す用語だと思っていただいていい。

   因みにイングランド、アイルランド、スコットランド...といった欧州のチームは、かねて「組織力」で戦ってくる「ストラクチャー」パターンが多い。

   逆にニュージーランド、オーストラリア、フィジー、サモア...といった南半球のチームは、選手個々の優れた状況判断、スピードに優れており「アンストラクチャー」攻撃に長けているとされている。

   サッカーに置き換えれば「欧州=組織力」「南米=個人技」というように考えれば、理解しやすいかと思う。

   では、日本代表は、どう戦うべきなのか?

   3氏とも「容易にキックを蹴るべきではない=簡単に『アンストラクチャー』の形を作るべきではない」との意見だ。

   今泉さんは、

「だって(ボールをキャッチした)相手が190センチ、100キロで、100メートルを11秒ぐらいで、30メートル向こうから突進してきたら、止められないでしょ」

   永友さんも、

「キックを蹴るということは『相手にボールを渡す』ということ。世界の流れは、そうなりつつあるかもしれないが、日本が選択すべき手段ではない」

   坂田さんは、

「日本代表が目標に掲げている『8強(以上)』を目指すのであれば、大事なのは、ボールポゼッション(支配率)を増やすこと。容易にボールを相手に渡してしまえば、術中にハマってしまうかもしれない」

   現HC(ヘッドコーチ)のジェイミー・ジョセフ氏は、ニュージーランド出身。ここ最近の日本代表戦を見ていると、確かにキックの応酬となり「アンストラクチャー」になっている場面が多いようにも思える。

   しかし、3氏は「できるだけ、自分たちのボールをキープすること。2015年イングランド大会のような『パスラグビー』に徹すれば、勝機は見出せる」と話した。

   今大会、日本代表は初の「8強」以上を目指す。この目標は果たして達成できるのか。次回は、この点について3氏の見立てを聞く。

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