2024年 4月 27日 (土)

イラン訪問は「有意義」か「侮辱」か タンカー攻撃で日米評価割れる

「Bチーム」が安倍首相の外交も妨害して「経済テロ」隠ぺい

   イラン側は関与を真っ向から否定。ザリフ外相はポンペオ氏の会見後、ツイッターで

「米国が少しの物質的・状況証拠もなく、すぐにイランに対する疑いをかけたことで、『Bチーム』が『プランB』、すなわち、安倍晋三首相によるものを含む外交を妨害することに移行し、イランに対する経済テロを隠そうとしていることが極めて明確になった」

と主張した。ザリフ氏はこれまで、頭文字の「B」を取って、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)らを「Bチーム」と呼んでいる。イランは経済制裁の解除を求めており、「経済テロ」は、制裁のことを指すとみられる。

   菅官房長官は6月14日に2回行われた記者会見で、攻撃について

「ご指摘の事案の詳細については、引き続き情報収集中であり、その背景を含めて、予断を持って発言することは控えたい。いずれにしろ、今回の安倍総理のイラン訪問についてはイラン側も高く評価しており、地域の緊張緩和の観点から有意義だった」

などと繰り返すにとどめた。

   なお、ザリフ外相は安倍氏のイラン訪問について「重要で建設的」だとツイートしている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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