2019年 9月 17日 (火)

有名人に「死ね」と、気軽に書き込んでしまう人たち あなたも「そうならない」ためには、どうすれば?

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   2019年7月16日の「とくダネ!」で放送された、タレントの堀ちえみさん(52)に対する脅迫事件が話題だ。

   この日の番組では、北海道に住む50代の主婦が1月から2月にかけて、堀さんへブログのコメント欄を通じて「死ね消えろ嘘ばっかり」といった脅迫メッセージを複数回行ったとして6月18日に書類送検されていたと報道。併せて、番組スタッフが主婦を直撃取材し、犯行に至るまでの動機を聞き出す様子などが放送された。主婦は自宅でスタッフの取材に応じていたが、VTR中では主婦の口からは、

「警察の人に脅迫だって言われたんで、『ああ、そうなんですか』って」
「それだって何百回としたわけじゃないんですよ? 10回かそこらですよ?」
「だって私、土地勘ないですから東京自体に。『殺しに行く』『殺すぞ』だったら脅迫って分かるんですけど、『死ね』でも脅迫になるんですね」

   と、耳を疑う言葉が次々と飛び出した。

  • 気が付いた時には「炎上の常習犯」、なんてことにならないようにするために……(写真はイメージ)
    気が付いた時には「炎上の常習犯」、なんてことにならないようにするために……(写真はイメージ)

あっけらかんとインタビューに応じた主婦

   およそ罪の意識が感じられない、実にあっけらかんとしたしゃべり口に、番組司会の小倉智昭さん(72)ら出演者はあきれ顔。また、放送を見た視聴者からも、「罪の意識がなさすぎて怖すぎる」といった声が相次いだ。

   堀さんに対する今回の一件を含め、ネット上には芸能人に対して気軽に罵声を浴びせる輩が多いのは事実であり、しかも、その多くは今回の主婦同様、罪の意識を感じずに、それこそ「気軽に」中傷を放っているように見受けられる。自分が犯罪に問われかねないようなことをしているという自覚がないまま、芸能人のアカウントに罵声を送り付けてしまうような人は、案外私たちの身近にもいるのかもしれない。

   そこで、ネット上への罵詈雑言を「うっかり」放ってしまわないようにする心構えを、経営コンサルタントで心理学博士の鈴木丈織氏に聞いてみた。

本当に憎悪しているのは別の何か

   まず、ネット上でユーザーが意識せずしてヒートアップしてしまうのは匿名性はもちろん、「ほかの人もやっている」という「模倣性」があるのは当然として、鈴木氏は以下のように教えてくれた。

「今回の主婦もそうですが、自分とは関係ない人に向けて『死ね』といったメッセージを送ってしまう人は、潜在的には、自らと関わりがある人に憎悪を抱いており、本来ならばその対象に暴言を吐きたいと思っている場合が多いです。『とくダネ!』のインタビューで主婦は『10回かそこらですよ』と話していましたが、『10回も』行うところからして、本当は別に憎悪の対象があることが強く疑われます。ですから、仮に、自分自身がそのような書き込みをしていることに気付いた場合は、憎悪の対象を特定し、行動を改善するためにカウンセリングを受けることをお勧めします」

   次に、中傷を「うっかり」放ってしまわないようにする心構えについては、

「『主張』を書いていると、勢い余って罵詈雑言になってしまうことが多いです。なので、主張を書く場合は疑問形にしてしまうのです。『○○ではないでしょうか』と『か』で終わる言い回しにすることで、文面が与える攻撃的な印象はもちろん、自分の心の中にある攻撃的な感情すら薄れていくのです」

   と解説してくれた。

もし誹謗中傷が自分に向いたら?

   併せて、鈴木氏は、ブログやSNSに罵詈雑言を書き込まれてしまった場合、まずは無視すべきとした上で、執拗に書き込まれてしまった場合の対処法も教えてくれた。

「例えば、『死ね』という書き込みを連続でされてしまった場合は、『私は一体、何かしたのでしょうか? 死ななくてはならないような原因は何でしょうか? 他人から「死ね」と言われるようなことをしたんでしょうか?』といった感じで、ほかの読者に問いかけてしまうのです。この文章自体が罵詈雑言への反論になっているのはもちろん、ほかの読者に問いかけることによって、客観性も発生するため攻撃を行いづらくなります」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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