2019年 8月 26日 (月)

山陽新幹線「計画運休」で想定される影響 帰れない、泊まれない、遊びに行けない...

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   台風10号の接近にともない、JR西日本は2019年8月15日の山陽新幹線・新大阪~小倉間の運転を見合わせると、14日午前に発表した。

   災害などによる大幅な遅延、運転見合わせなどを見越して、早い段階で運休を決める「計画運休」は、ここ数年で一般的になっている。では、今回の山陽新幹線運休は、どのような影響を及ぼすのだろうか。

  • 山陽新幹線が運休を決めた
    山陽新幹線が運休を決めた

小倉~博多は1時間に1本に

   気象庁発表(8月14日11時45分)によると、台風10号は11時現在で、種子島の南東約270キロに位置し、北北西に進行している。大きさは「超大型」から「大型」となったが、依然として西日本に多大な被害を及ぼす恐れがある。今後は14日から15日にかけて、九州・四国に接近し上陸。西日本を縦断して、日本海側に抜けると予報されている。

   そんななか、JR西日本は14日11時、山陽新幹線の新大阪~小倉間について、15日は始発から終日、列車の運転を取りやめると発表した。小倉~博多間については、約1時間に1本の運転予定で、詳しい運転計画は今後伝えるとしている。

   また、東海道新幹線を運行するJR東海は14日11時30分、15日は山陽新幹線との直通列車を中心に減便する可能性があると発表。下りは東京発8~16時台、上りは新大阪発10~19時台が対象で、1時間あたり「のぞみ」7本、「ひかり」2本、「こだま」2本。上下で合計60本程度を運休する一方で、16、17日には朝を中心に、「のぞみ」の上り臨時便の運転を検討しているとした。

過去にも「計画運休」の例はあるが...

   事前に大規模な運転見合わせを決めることを「計画運休」と呼ぶ。その先駆けは14年10月の台風19号接近にともない、JR西日本が京阪神エリアで行った事例だ。JR東日本なども18年9月の台風24号接近時に行い、首都圏での知名度を高めた。

   国交省は先例を受けて、関係者とともに議論し、この7月に「最終とりまとめ」を公表した。そこでは鉄道事業者による情報提供について、

「気象予報を注視し、当該路線への影響があると予想される場合には、気象予報に応じ、計画運休の可能性などについて、前広に情報提供を行う」
「台風等の進路に関しては、刻々と状況が変化することから、利用者等への情報提供は随時更新する。その際、できる限り、次回更新予定時刻も併せて記載する」

などとしている。JR西日本は今回、8月13日午前の段階で、終日見合わせの可能性があると発表していた。その点では、この国交省による「とりまとめ」に準拠しているといえるだろう。

   18年の台風24号などとの大きな違いは、いまがお盆シーズンなことだ。帰省ラッシュはすでに峠を越したが、Uターンラッシュは15日ごろがピークと予想されている。実家への帰省であれば影響は少ないが、ホテルや旅館に泊まっている場合には、「空室不足」でさらなる連泊ができなくなる可能性もあるだろう。帰れないし、泊まれない、外にも遊びに行けない――。そんな三重苦に襲われる観光客も出てきそうだ。

(J-CASTニュース編集部 城戸譲)

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