2019年 10月 19日 (土)

Suica・TOICA・ICOCA、定期は「エリアまたぎ」可能になるが...静岡と神奈川の関所は残る

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   JR東日本・JR東海・JR西日本の本州3社が展開するICカード、Suica・TOICA・ICOCAは、2021年春より定期券に限り相互にエリアをまたいで乗車可能となる予定だ。2019年9月20日にJR3社より発表になった。

   IC定期券については、例えばSuicaエリアとTOICAエリアをまたぐ乗車が可能になるが、定期券外の区間できっぷと同様に乗り通すことはできない。ICカードが普及して発生した、エリア境界の「関所」はどの程度解決できるのか、SuicaとTOICAの事例で推察していく。

  • 全国で相互利用が進むICカードだが、エリアをまたいだ乗車はできない(画像はイメージ)
    全国で相互利用が進むICカードだが、エリアをまたいだ乗車はできない(画像はイメージ)
  • 下曽我と国府津の間にあったTOICAとSuicaの境界は国府津に変わるが、国府津~熱海間の各駅はTOICAエリアからはICカードでは下車できない
    下曽我と国府津の間にあったTOICAとSuicaの境界は国府津に変わるが、国府津~熱海間の各駅はTOICAエリアからはICカードでは下車できない

熱海と沼津の間にある「関所」

   Suica・TOICA・ICOCAはPASMOなどとともに全国共通ICカードに組み込まれていて、SuicaをTOICAエリアで使ったり、ICOCAでSuicaエリアに乗車したりできる。

   しかしそれぞれのエリアは互いに独立していて、JR東日本のSuicaであれば首都圏エリア・仙台エリア・新潟エリアに分かれている。エリアをまたいでICカードで鉄道を乗り通すことはできないので、東京から仙台までICカードで在来線を乗り通すことはできない。

   SuicaとTOICA、TOICAとICOCAの境界も同様だ。東海道線では熱海~函南間、醒ヶ井~米原間でJR同士の境界があり、そのままICカードの境界になっている。JR東日本エリアかつSuicaエリアの西端の熱海と、JR東海東端の函南の間はいわば「空白地帯」で、熱海から西へはICカードでは乗車できなくなっている。ゆえに知らずに境界をまたいで乗り通してしまうと、下車駅で駅係員による精算が必要だ。

   このため、鉄道会社はエリアをまたぐ場合は紙のきっぷを使うことを呼び掛けているが、乗り通してしまう事例が多発するエリアがある。前述の東海道線熱海~函南間と御殿場線国府津~下曽我間である。熱海~沼津間は沿線人口も少なくなく、熱海駅や沼津駅ではICカードで乗り通した乗客が改札に列をつくる光景も現れる。

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