2019年 12月 12日 (木)

「ママ掲示板」はびこる罵詈雑言 川崎希嫌がらせ問題、運営会社はどう対応するか

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   タレントの川崎希さん(32)がインターネット上での誹謗(ひぼう)中傷に対し、法的措置を講じるとした事案で、こうした書き込みの場となっていた匿名掲示板「ママスタジアム」の対応が問われる形となっている。

   川崎さんによれば、同掲示板で嫌がらせの書き込みが「凄まじい数」あり、中には自宅への放火を教唆する内容もあった。

   運営会社は取材に「引き続き利用者への啓蒙を行うとともに再発防止策を検討して参ります」と答える。

  • ママスタ公式サイトより(一部加工)
    ママスタ公式サイトより(一部加工)

着払い呼びかけに放火示唆まで

   川崎さんは2019年10月4日と8日にブログを更新し、本人や家族に対するネット上での誹謗中傷やプライバシー権を侵害する書き込みについて、発信者情報の開示請求をしたと報告した。

   3年ほど前から嫌がらせに悩まされ、「匿名の掲示板でみんなで自宅に着払いで荷物を送ろうと呼びかけられたり海外にいる間は放火するチャンスと言われたりしてこわい思いもたくさんありました」と当時の心境を吐露。

   中でも、書き込みが「凄まじい数」あった匿名掲示板「ママスタジアム」の発信者の情報開示請求をし、東京地方裁判所に認められたという。

   川崎さんは「開示請求したら複数を1人で書いてる人もいて嫌がらせを書き込むことが日課になっているんだなと驚きました」と明かし、「いまはネットでだれでも簡単に書くことが出来るから匿名と思うと過激な内容を書く人もいるかもしれませんが書かれた方はネットだからしょうがないとは思わず人だから必ず嫌な思いはするし傷付きます」「ネットでの書き込みなどに悩む人がいなくなるようなモラルのあるネットの使い方が浸透していくようになりますように」とつづる。

   今後は、民事・刑事双方で責任を問う構えだ。

芸能人の「アンチスレ」乱立

   川崎さんが問題視したママスタジアムは、アフィリエイト(成功報酬型)広告大手の「インタースペース」(東京都新宿区)が運営する。"日本最大級のママ向け情報サイト"を掲げ、月間利用者数は800万人を超えるという。

   掲示板は、「ニュース全般」「TV・エンタメ」「旦那・家族」などのカテゴリがある。「芸能人・有名人」枠では、芸能人の名前を冠したスレッドが並ぶが、J-CASTニュース編集部で確認すると、「アンチスレ」が多く見つかる。例えば、人気女性タレントAさんのアンチスレは計430万の投稿があり、罵詈雑言が飛び交う。

   サイトの利用規約では、「他人の名誉、信用、プライバシー権その他人格的な権利を侵害し又は侵害するおそれのある行為」「中傷、脅迫、いやがらせ、その他経済的もしくは精神的損害または不利益を与える行為」を禁止しているが、遵守されていない印象だ。

   インタースペースは10日、J-CASTニュースの取材に、川崎さんの事案について「今回情報開示請求をいただいたものは真摯に受け止め、適宜対応をおこなってまいりました」とコメントする。

   同社では、適切な利用のための啓蒙に加え、悪質な利用者には投稿制限をしているという。また、「外部の企業と連携し監視を行っている他、専任スタッフによるトピックスの監視を行っています。殺人や幼児虐待などの投稿を検知した場合には警察当局との連携及び削除等の対応を行っています」(担当者)

   川崎希さんの事案を受け、再発防止策を講じる予定はあるかとの問いには「今後においては、改めて上記のような悪質な書き込みを行わないよう、引き続き利用者への啓蒙を行うとともに再発防止策を検討して参ります」と答えた。

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)

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