2024年 4月 20日 (土)

井上尚弥の強打に「鎮痛剤を服用しないと...」 スパーリングパートナーの「悲鳴」

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   ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26)=大橋=のスパーリングパートナーが井上の強打に「悲鳴」を上げている。

   フィリピンの現地メディア「Tempo」が報じている。記事によると、現在フィリピンから2人のボクサーが大橋ジムに招かれ井上のパートナーを務めている。井上は2020年4月25日(日本時間26日)にWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と王座統一戦を行う。

  • 井上尚弥(2016年撮影)
    井上尚弥(2016年撮影)
  • 井上尚弥(2016年撮影)

井上のボディーであわやダウン...

   井上のスパーリングパートナーとして来日にしているのは、アルベルト・パガラとケビン・ジェイク・カタラジャだ。パガラはスーパーバンタム級の強打者で、戦績は32勝(23KO)1敗。現在WBO世界スーパーバンタム級6位にランクされている。一方のカタラジャは11勝(9KO)無敗を誇るフィリピンのスーパーフライ級の新鋭で、2018年にはWBOユースタイトルを獲得している。

   「Tempo」の記事によると、カタラジャが18日のスパーリングで井上のパンチを浴び鼻から出血したという。カタラジャは「井上は本当にパンチが強い」と驚きを隠さず、井上のパンチがあまりにも強烈で、痛みを最小限に抑えるため「鎮痛剤を服用しなければならない」と語っている。

   井上よりも1階級上のスーパーバンタム級の強打者パガラもまた井上のパンチ力に驚愕している。スパーリング中にボディーにパンチを受けたというパガラは「床に足を下ろすつもりだったが、床に足を付けないよう自分に言い聞かせた」と、あわやダウンシーンを振り返っている。

「今後、リング内の誰も恐れることはない」

   また、パガラは井上について母国の英雄であるマニー・パッキャオに例え称賛した。「井上はマニー・パッキャオのようにトレーニングをしている。朝の地獄のようなトレーニング、ジムでは一生懸命練習している」と尊敬の念を込めて語った。

   井上との貴重なスパーリングを体験したカタラジャは「彼とのスパーリングから多くの経験を積むでしょう」と語り、パガラは「モンスターとスパーリングしたので、今後、リング内の誰も恐れることはありません。誰であろうと戦うことは決して怖くはない」と自信を付けた様子だった。

   2018年にカシメロとスパーリングをした経験を持つというパガラは、井上VSカシメロ戦について「どちらも非常に強力であり、この戦いについて確かなことがあるとすれば、それは激しい打ち合いになるでしょう」と予想した。

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